スーパーミドル級10回戦
IBFランキング5位 | トーマス・ウーストハイゼン(南アフリカ) 戦績:22戦21勝13KO1分 |
IBFランキング10位 | ブランドン・ゴンサレス(アメリカ) 戦績:18戦17勝10KO1無効試合 |
トーマス・ウーストハイゼン対ブランドン・ゴンサレスの試合内容
長身サウスポーのトーマス・ウーストハイゼンとスピードが魅力のブランドン・ゴンサレスが激突する無敗ホープ対決です。サバイバルマッチを制して、激戦区スーパーミドル級のタイトル挑戦へ近づくボクサーはどちらでしょうか?
試合は、距離を取りながら右ジャブから左ストレートのワンツーを狙うサウスポーのトーマス・ウーストハイゼンに対して、ブランドン・ゴンサレスが左ジャブを突きながらガードを固めて距離を詰め、ボディブローから顔面にパンチを返す展開で始まります。
「ウーストハイゼンはめっちゃ懐が深いね。しかも、サウスポーだもんな。距離の違いはあるけど、ゴンサレスのスピードがあれば、一瞬で距離を詰めることもできるんで、間合いの探り合いになりそうな雰囲気だぞ」と両者のボクシングに注目する管理人。
【Photo:HBO】
右ジャブを突いて突き放し、左ストレートを狙うトーマス・ウーストハイゼンの基本に忠実なボクシングに対して、ブランドン・ゴンサレスは左ジャブを右ストレートから飛び込んだり、ボディブローを多用したり、懐の深いトーマス・ウーストハイゼンを攻略するため、工夫しながら戦っている印象です。
「ゴンサレスは突破口を切り開こうと頑張ってるんだけど、ウーストハイゼンがサッとよけるんで、2発目のパンチが当たらないね。ウーストハイゼンはもう少し自分から攻めることができれば、確実にポイントを取れると思うんだけどなあ。ポイント、競ってるんじゃないかな?」と一進一退の攻防に注目する管理人。
中盤に入り、お互いの距離が少し詰まりましたが、どちらも決定機を作れないまま、試合終了のゴングを迎えます。勝敗は3人のジャッジに委ねられ、結果は1人がウーストハイゼン、1人がブランドン・ゴンサレス、1人がドロー。三者三様の採点により、引き分けに終わりました。
どちらも決定機を作れないまま、こう着状態が続いた試合でしたね。お互いにパンチを出していたのですが、クリーンヒットが少ない展開だったので、ジャッジの採点は難しかったと思います。「どっちも実力はあると思うんだけど、世界タイトルを狙うなら、もう少しアピールが必要かな?」と感じた無敗ホープ対決でした。どちらにとっても良い経験になったかもしれませんね。
トーマス・ウーストハイゼン対ブランドン・ゴンサレスの試合結果
試合結果 | 12ラウンド三者三様のドロー。無敗ホープ対決は引き分けに終わりました。 【公式ジャッジの採点結果】
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