オリンピック2連覇のギジェルモ・リゴンドーがジョセフ・アグベコと対戦へ
最高峰のテクニックを披露した金メダリストが12月に防衛戦を行います！オリンピック2連覇の実績を誇るWBA・WBO世界スーパーバンタム級チャンピオンの「キューバのジャッカル」ギジェルモ・リゴンドーが12月7日（日本時間12月8日）にジョセフ・アグベコと対戦することが決まりました。
難航したギジェルモ・リゴンドーの次戦が決定しましたね。オリンピックの金メダリストで、プロ転向後も全勝の快進撃を続けるギジェルモ・リゴンドーは2013年4月、人気ボクサーのノニト・ドネアと王座統一戦を行い、抜群のスピードとテクニックを駆使して、12ラウンド判定勝ちを飾りました。
王座統一に成功したギジェルモ・リゴンドーですが、試合前に公言していたボクシングと正反対の作戦を貫いた結果、一部の関係者の怒りを買ってしまい、次戦がなかなか決まらない状態でした。ギジェルモ・リゴンドー陣営とすれば「試合前の心理戦」だったと思うので、ルール違反じゃないんですけど、「プロの世界の厳しさ」に直面することになってしまいました。
世界中のボクシングファンが期待したビッグマッチで勝利を手にしながら、今後のビッグマッチから除外される厳しい結果を受けることになってしまったギジェルモ・リゴンドー。12月の防衛戦で対戦する挑戦者は、元IBF世界バンタム級チャンピオンのジョセフ・アグベコです。
個人的に「めっちゃタフでパワーもあるアグベコだけど、直線的なボクシングが持ち味なんで、リゴンドーにとって、苦手なタイプじゃないよね」と思っています。真っ向からパンチを打ち込もうと突進するジョセフ・アグベコに対して、サウスポーのギジェルモ・リゴンドーが左ストレートのカウンターを狙う展開になりそうな雰囲気です。
正直なところ、ノニト・ドネアに快勝し、さらなるビッグマッチを期待していたギジェルモ・リゴンドーにとって、期待通りのマッチメイクではないかもしれませんが、タフなジョセフ・アグベコを得意のカウンターで沈めることができれば、再び「ビッグマッチ路線」へ返り咲くチャンスがあるので、ギジェルモ・リゴンドーのボクシングに注目して試合を楽しみたいです。
紆余曲折の末、決定したギジェルモ・リゴンドーの真価が問われる防衛戦。ノニト・ドネアに快勝しながら「ビッグマッチ路線」から外されてしまった悲運の全勝チャンピオンは自らの拳で「失った未来」を取り戻すことができるでしょうか？ギジェルモ・リゴンドーの「見据える未来」が明らかになる目の離せない防衛戦になりそうです！
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