リチャード・シェイファーがキース・サーマン対ロバート・ゲレロの実現を示唆
ボクシングファン待望の新旧対決は実現するのでしょうか?ゴールデンボーイ・プロモーションズCEOのリチャード・シェイファーが11月2日(日本時間11月3日)をメドに「ワンタイム」キース・サーマンと「ゴースト」ロバート・ゲレロの実現を目指していることを発表しました。
8割を超えるKO率を誇るWBA世界ウェルター級暫定チャンピオンのキース・サーマン。4階級制覇の実績を誇るサウスポーのロバート・ゲレロ。玄人好みの展開になりそうな気がしますが、ボクシングの駆け引きを堪能できそうなマッチメイクですね。
キース・サーマンは、エイドリアン・ブローナー、マイキー・ガルシアと並び、管理人が注目する「アメリカの若きスーパースター三銃士」のひとり。まだ24歳ですが、パワーとスピード、フィジカルの強さを生かした攻撃的なボクシングが魅力です。フィニッシュがめっちゃ鋭いんですよ。
【Photo:Showtime】
好戦的なボクサーなんですけど、危険を察知する能力がめっちゃ高くて「危ない」と感じると、すぐにポジションを変えて、相手の二段攻撃を許さないディフェンス能力を兼ね備えています。若いのに、試合運びが巧みで、ラウンドを重ねるにつれて、ペースを奪えるタイプです。
一方のロバート・ゲレロは、ボクシングファンの皆さんにおなじみの「不死鳥」。2013年5月に「人生最大のビッグマッチ」フロイド・メイウェザー戦を実現しましたが、12ラウンド無念の判定負けを喫してしまいました。フロイド・メイウェザーのスピードとテクニックに、粘り強いボクシングをさせてもらえませんでしたね。
再起を目指すロバート・ゲレロにとって、無敗のキース・サーマンは存在感を再びアピールするための絶好の対戦相手です。もしロバート・ゲレロがキース・サーマンに初黒星をつけることができれば、将来的に、エイドリアン・ブローナー戦やルーカス・マティセ戦が待っているかもしれませんね。
若き無敗チャンピオンのキース・サーマンと百戦錬磨のロバート・ゲレロ。激戦区ウェルター級を舞台に、将来のビッグマッチのカギを握る新旧対決は実現するのでしょうか?さらなる飛躍が期待される「メイウェザーの対戦候補のひとり」キース・サーマンの底力が試させる試合になりそうですね。実現してほしいなあ。