負けられない再起戦!ティモシー・ブラッドリー対ディエゴ・チャベスが実現か?
両雄の激闘は実現するのでしょうか?トップランクのボブ・アラムが、2階級制覇の実績を誇るティモシー・ブラッドリーとアルゼンチンが誇る強打者のディエゴ・チャベスの対戦交渉が大詰めを迎えていることを発表しました。ティモシー・ブラッドリーもディエゴ・チャベスも大筋で合意していて、両雄は12月13日(日本時間12月14日)にリングで激突することになりそうです!
すばらしいマッチメイクじゃないですか!スピードと手数で勝負するティモシー・ブラッドリーとパワーとタフネスで勝負するディエゴ・チャベス。ティモシー・ブラッドリーとディエゴ・チャベスはタイプが全く違いますが、どちらも手数が多く、パワーとテクニックを兼ね備えたボクサーなので、かみ合えば、名勝負になりそうですね。タフな我慢比べになりそうだなあ。
2階級制覇の実績を誇るティモシー・ブラッドリーは、スーパースターのマニー・パッキャオやファン・マヌエル・マルケスに勝利した実績を誇る人気ボクサー。スピードを駆使した回転の速い連打が持ち味です。2014年4月、マニー・パッキャオに再戦で敗れて、プロ初黒星を喫してしまいましたが、最激戦区ウェルター級を代表する実力者のひとりです。
【大荒れとなったディエゴ・チャベス対ブランドン・リオスのハイライトです】
一方、暫定タイトルを保持した経験を持つディエゴ・チャベスは強打とタイミングを兼ね備えた好戦的なボクサーです。2014年8月、ブランドン・リオスと対戦し、カリスマ的な人気を誇るブランドン・リオスを苦しめましたが、9ラウンド反則負けを喫してしまい、評価を下げてしまいました。ポイントがめっちゃ競っていた試合だったので、もったいない反則負けでしたね。
そんなこんなで、ティモシー・ブラッドリーにとってもディエゴ・チャベスにとってもトップ戦線へ踏みとどまるための大事な再起戦です。特に、ウェルター級は世界中から超一流のボクサーが集結する最激戦区なので「連敗は大きな後退」を意味します。ティモシー・ブラッドリーもディエゴ・チャベスも置かれている立場を理解しているはずなので、激闘になりそうですね。
個人的に「距離をキープできれば、ブラッドリーが有利じゃないかな?でも、ブラッドリーが左右のフットワークを消されちゃうと、フィジカルで上回るチャベスが一気に押し切る可能性はあるよ。前後だけじゃなくて、左右の動きがポイントになりそうだね」と予想しています。結果的にワンサイドになる可能性はあると思うのですが、どちらもとってもタフな試合になりそうですね。
あと一歩「スーパースターの扉」に手が届かなかったティモシー・ブラッドリー。ブレイクするチャンスをフイにしてしまったディエゴ・チャベス。サバイバルマッチを勝ち抜き、最激戦区ウェルター級のトップ戦線に踏みとどまるボクサーはどちらでしょうか?激しい乱打戦も息詰まる心理戦も考えられるサバイバルマッチですね。すばらしいマッチメイクなので、ぜひ実現してほしいです!