ティモシー・ブラッドリーの復活か?ディエゴ・チャベスの大金星か?
2階級制覇の実績を誇るティモシー・ブラッドリーと王座返り咲きを目指すディエゴ・チャベスが12月13日(日本時間12月14日)に激突するウェルター級ノンタイトルマッチが直前に迫ってきました。ティモシー・ブラッドリーにとってもディエゴ・チャベスにとっても再起戦となる負けられないサバイバルマッチです。対戦を直前に控え、両雄がコメントを発表しています。
まずは、ウェルター級のトップ戦線で戦い続けるティモシー・ブラッドリー。2014年4月、マニー・パッキャオとの再戦で完敗を喫し、世界タイトルを失ってしまったパワフルなテクニシャンは「リングに戻ってくることができて本当にうれしいね。チャベスは簡単な相手じゃない。でも、世界最強のボクサーになりたいから、再起戦も強豪と戦うよ」と気合い入りまくりです。
一方、2014年8月、ブランドン・リオスにまさかの反則負けを喫したディエゴ・チャベス。「リオス戦は不運な反則負けだった。ダーティに戦おうとしたわけじゃないんだ。ブラッドリー戦は汚名を返上する大事な試合だね。ブラッドリーが世界でトップ10に入るボクサーだってことはわかってる。でも、プレッシャーをかけて突破口を見つけたい」と再起戦に向けた意気込みを語っています。
【注目の再起戦!ティモシー・ブラッドリー対ディエゴ・チャベスのプロモです】
ティモシー・ブラッドリーとディエゴ・チャベスの実績やファイトスタイルを考えると「勝利に徹するアウトボクシング」を心がければ、直感は「ブラッドリーが有利じゃないかな?」です。ティモシー・ブラッドリーのスピードと手数があれば、タフでパンチの強いディエゴ・チャベスの攻撃を回避しながら、ポイントアウトできると予想しています。
ただ、ティモシー・ブラッドリーがKOを狙う可能性はゼロじゃない気がするので「真正面に立つ時間が増えると、ブラッドリーがまともに被弾するシーンがあるかも。チャベスはインサイドも中間距離もうまいもんね。チャベスは強いパンチを打ち込んで、一気に持っていきたいなあ。フィジカルの強さを生かしてゴリゴリと攻撃できる展開になると最高だね」と激闘を期待しています。
ティモシー・ブラッドリーは、ディエゴ・チャベスが語ったように、世界のトップ10に入る実力者だと思うのですが、最近は「ブラッドリーだったら、もっとできるはずなのに。フルスロットルのブラッドリーが見たいなあ」と思ってしまう試合が続いています。ティモシー・ブラッドリーが本領を発揮したら「勝てないボクサーはいないはず」と期待しているので、解き放ってほしいなあ。
アメリカとイギリスの主要メディアは8対2の割合で、ティモシー・ブラッドリーの有利を予想しています。ちなみに、管理人の周りは、7対3で、ティモシー・ブラッドリーの有利を予想するボクシングファンが多いです。身長差に代表されるように、フィジカルとパワーはディエゴ・チャベスにアドバンテージがあると思うのですが、ティモシー・ブラッドリーはうまくて速いですからね。
最激戦区ウェルター級の生き残りをかけた注目のサバイバルマッチ。勝利を手にして、タイトル戦線に踏みとどまるボクサーは、連打とスピードを兼ね備えたティモシー・ブラッドリーでしょうか?それとも、パワーとタフネスを兼ね備えたディエゴ・チャベスでしょうか?負けたボクサーがタイトル戦線から大きく後退してしまう激闘必至の再起戦です!