ティモシー・ブラッドリー「プロモーターもテレビ局も一丸となる時が来た」
ティモシー・ブラッドリーの叫びは閉ざされたマッチメイクに風穴を開けることができるでしょうか?2階級制覇の実績を誇るティモシー・ブラッドリーがアメリカのプロモーターやテレビ局の役員が参加したパーティでスピーチを行い、熱いメッセージを届けました!
ゴールデンボーイ・プロモーションズやトップランク、ShowtimeやHBOの役員が見守る中、スピーチを行ったティモシー・ブラッドリーは「今こそ、一丸となる時だよ。プロモーター、テレビ局、ボクサーが協力して、ボクシング界を正しい方向へ導こう。ファンが期待する試合を実現する努力は、ボクシング界の希望に変わるはずだ」と主張。ストレートな気持ちを伝えました!
いやー、すばらしい!プロモーターやテレビ局の役員が参加するパーティなので、トップ戦線で活躍するボクサーほど「禁断の扉」を開けることをためらうと思うのですが、ティモシー・ブラッドリー、すげえなあ。ぶっちゃけ「オトナの事情」が複雑すぎて「全員集合」は困難を極めると思うのですが、ファン目線で言うと、単純に「エキサイティングな試合を観戦したい」です。
【ティモシー・ブラッドリーはマニー・パッキャオの快進撃をストップしたボクサーです】
例えば、ティモシー・ブラッドリーが主戦場にしているウェルター級は、全17階級で屈指の激戦区です。フロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオの2大スーパースターを筆頭に、ショーン・ポーターとキース・サーマンの2人の無敗チャンピオン、百戦錬磨のファン・マヌエル・マルケス、人気ファイターのマルコス・マイダナをはじめ、名立たるスーパースターが参戦しています。
もしティモシー・ブラッドリーの希望が実現すれば、マニー・パッキャオ対マルコス・マイダナ、フロイド・メイウェザー対ティモシー・ブラッドリー、ショーン・ポーター対ファン・マヌエル・マルケスのようなメガマッチを観戦できる日がくるかもしれません。もし実現すれば、マニー・パッキャオ対マルコス・マイダナは、とんでもない試合になりそうだなあ。
ゴールデンボーイ・プロモーションズのオスカー・デラホーヤとトップランクのボブ・アラムが積極的に話し合いを重ねれば、今後、プロモーター間の壁は、少しずつ壊されていく可能性があると期待しています。一方、テレビ局は、めちゃくちゃシビアなので、うーん、どうでしょう?アメリカのテレビ局に育ててもらった管理人が言うのも何ですけど、良くも悪くもビジネスライクですからね。
しかも、UFCをはじめ、新興の格闘技に押され気味なので、ファンとしては「一丸となって盛り返してほしいなあ」が率直な希望です。ボクシング界に限らず、業界全体が反映しないと、最終的に「成功を夢見てスタートラインで頑張っている人たち」がまずあおりを受けて「次のスターが生まれない悪循環」につながるので、ティモシー・ブラッドリーの主張に激しく賛成です!
プロモーターやテレビ局の垣根を越えることができれば、ビッグマッチが増え、必然的に名勝負が増えるはずです。同時に、ファンが「新しいスターの誕生じゃない?」と盛り上がる瞬間が増えます。結果的に、特定のスーパースターに依存する割合が減るので、ボクシング界全体のビジネスチャンスが広がると思うんですよ。弱肉強食の世界が多様化する日はくるのかな?