ケル・ブルック「刺された直後に死を覚悟した。でも、負傷から順調に回復している」
衝撃の瞬間を告白です!IBF世界ウェルター級チャンピオンのケル・ブルックが、テレビ番組のインタビューに応じ、2か月前にカナリア諸島で見知らぬ男にナイフで刺された瞬間の様子を激白。当時の恐怖を振り返りながら、負傷から順調に回復していることを語りました。
「刺される直前まで、何が起きたのか、全く理解できなかったんだ。男がナイフを持っているなんて、思いもしなかったからね。刺された次の瞬間、血が吹き出した。生まれて初めて『死ぬかもしれない』と覚悟したよ。再びリングに戻れることを心から感謝しているんだ」
「少しずつ本格的なトレーニングを始めて、思ったより違和感がなかったことにホッとしているよ。順調に回復すれば、2015年3月に試合をしたいね。最終的に、負傷した足の回復具合と相談しながら、復帰の時期を決めることになるけど、試合ができる見通しがついたことがうれしいんだ。ハードなトレーニングをして、応援してくれる家族やファンのためにタイトルを防衛したいね」
ケル・ブルック本人の口から元気な言葉が聞けて、本当にうれしいです!最激戦区ウェルター級のチャンピオンに君臨するケル・ブルックは2014年8月、当時のチャンピオンだったショーン・ポーターに12ラウンド判定勝ちを飾り、全勝で世界タイトル奪取に成功しました。ショーン・ポーターの突進を押し返したパンチとフィジカルの強さは圧巻でしたね。
待望の世界タイトル奪取に母国イギリスは大興奮!同じイギリス人で、同じウェルター級を主戦場にする人気ボクサーのアミール・カーンと対戦するプランが浮上し「いきなりビッグマッチか?」という期待感が高まっていました。ところが、バカンス先のカナリア諸島で左太ももを刺されてしまい、試合ができるかどうか、不透明な状況に追い込まれてしまいました。
約15センチの裂傷を負い、筋肉がそぎ落とされてしまったケル・ブルックの左太ももは「ボクシングを続けることができて本当によかった」という言葉が大げさではないくらいの重傷でした。管理人が知る限り、イギリスのデイリーメールがケル・ブルックの傷口をスクープしたと思うのですが、手術後の医療用のホッチキスがめちゃめちゃ痛々しかったです。
個人的に、削り取られてしまった筋肉の回復具合と並び、精神的なダメージも気になるところです。もちろん、最高のリハビリチームがサポートしていると思うのですが、事件からまだ2か月しか経過していないですよね?ボクシングは体がぶつかったり、相手が襲いかかってきたりすることを避けられないコンタクトスポーツなので、フラッシュバックしたりしないのかな?
ファン目線で言うと、ケル・ブルックが具体的なスケジュールを挙げ、復帰に意欲を示してくれたことは本当にうれしいです。でも、人気も実力もある「スペシャルワン」なので、復帰を急ぎすぎる必要は全くないと思います。負傷の原因が原因だけに、フィジカルだけでなく、メンタルも十分にケアして、納得できるコンディションでリングに戻ってきてほしいです!