総力戦で勝利をつかむボクサーはサウル・アルバレスか？アルフレド・アングロか？

メキシコが誇る若きスーパースターのサウル・アルバレスとメキシコ屈指の強打を誇るアルフレド・アングロが激突する新旧メキシカン対決まで、48時間を切りました！同じメキシカン、同じファイター、同じ強打者、同じ娘を持つ父親。年齢こそ違いますが、共通点の多いサウル・アルバレスとアルフレド・アングロが拳を交える、激闘必至の楽しみな対戦です！

サウル・アルバレスとアルフレド・アングロの練習VTRをチェックさせてもらったり、いろいろと情報を教えてもらったりしながら「めっちゃ興味深いなあ」と思ったポイントは「正反対の特徴を持つ両陣営が火花を散らしながらカネロ（サウル・アルバレス）とアングロをサポートしていること」です。「いやー、総力戦になってきたなあ。どっちのチーム力が上回るかな？」と興味津々です！

サウル・アルバレス陣営は、10代の頃から同じメンバーで戦い、顔なじみのスタッフがサポートしています。ボクシングファンの皆さんがご存知のように、人気ボクサーがビッグマッチで黒星を喫すると、トレーナーをはじめ、チームのメンバーを変更することが多いのですが、サウル・アルバレスは「チーム・カネロ」でボクシング界の頂点を目指すことを力強く宣言しています。

「チーム・カネロは、単なるチームじゃない。ファミリーなんだ。フロイド・メイウェザーに負けたけど、チームの解散を考えたことは一度もないよ。楽しい時間もつらい時間も共有してきた。私の夢は、世界一のボクサーになること。そして、メキシコの歴史に残るスポーツ選手になること。私の夢がかなったとき、私の周りにいるメンバーは、今と同じチーム・カネロだよ」

一方、アルフレド・アングロ陣営は、世界屈指の人気トレーナーのバージル・ハンターを中心に、アンドレ・ウォード、アンドレ・ベルト、アミール・カーンをはじめ、同門の人気ボクサーが一丸となってサポートしています。バージル・ハンターとアルフレド・アングロはコンビを組んで日が浅いのですが、アルフレド・アングロはバージル・ハンターに絶大な信頼を寄せているようです。

「5歳のときに父を亡くした私にとって、ハンターは、トレーナーであり、父のような良き理解者でもあるんだ。彼のアドバイスや言葉のひとつひとつに愛情を感じることができるよ。リングの中だけでなく、リングの外でも正しい方向へ導いてくれる人格者だね。ハンターの指導を受ければ、世界中のボクサーが彼から学びたがる理由がよくわかるよ。間違いなく世界最高のトレーナーだね」

サウル・アルバレス陣営が「メキシコのファンはカネロのカムバックを期待している。絶対に勝つ必要があるんだ」と宣言すれば、アルフレド・アングロ陣営は「アングロはメキシコが生んだ真のファイター。世界を驚かせる準備を重ねてきた」と応戦。激しい火花を散らしています！

ボクシング大国メキシコのプライドをかけて激突する2人の人気ファイター。新旧対決に勝利し、存在感をアピールするボクサーは「メキシコの至宝」サウル・アルバレスでしょうか？それとも「メキシコの闘犬」アルフレド・アングロでしょうか？「下がったボクサーが負け」の展開が予想される大一番で、両陣営がどんな作戦を用意しているのか、めっちゃ楽しみです！