パワーと連打のサウル・アルバレスか?テクニックと緩急のエリスランディ・ララか?
絶大な人気を誇る若きスーパースターのサウル・アルバレスと抜群のテクニックを誇るサウスポーのエリスランディ・ララが激突する「危険な決戦」まで、24時間を切りました。サウル・アルバレスもエリスランディ・ララもめちゃめちゃ気合いが入っています。2人とも、めちゃめちゃ強気なコメントで「負けるわけがない」という自信がみなぎっていますね。
まずは、7月18日に24歳の誕生日を迎える「メキシコの至宝」サウル・アルバレス。23歳最後の試合に意気込む若きスーパースターは「ララに勝って、気持ちよくグアダラハラに戻りたい。家族が誕生日パーティを開いてくれるんだ。23歳を勝利で終えて、24歳をますます楽しみたいね」と笑顔で語りながら、ボクシングにかける熱い気持ちをコメントしています。
「メキシコでボクシングを始めたとき、お金を稼ぐことなんて、ほとんどできなかったんだ。ファイトマネーがすごく安かったからね。だから、1年に14試合戦ったこともあったよ。金曜日に対戦相手をKOして、次の週にまた戦うイメージだね。今は、メキシコにいたときに夢見ていた、いくつかの願いをかなえることができた。そして、すごく大切なことに気付いたんだ」
【まもなく開戦!サウル・アルバレス対エリスランディ・ララのプロモです】
「大金を稼ぐことができるようになった今、心から実感していることは、ボクシングが大好きだってことだよ。好きだから、リングに上がる。本当に幸せだよ。私はまだ23歳だけど、自分が歩んできたキャリアに誇りを持っているんだ。ボクシングにすべてを捧げて、努力した賜物(たまもの)だからね。でも、決して満足してるわけじゃない。これからも夢に描いた道を歩み続けるよ」
一方、家族と離れてラスベガスでキャンプを続けた「キューバの芸術」エリスランディ・ララは「ラスベガスはトレーニングに最適な場所だったよ。もちろん、家族は恋しいけど、カネロ(サウル・アルバレス)戦に集中して、トレーニングに打ち込むことができたんだ。ラスベガスに遊びに来てるわけじゃない。試合に勝つために来てるんだ」と力強いコメントを連発しています。
「キューバにいるときから、自分にボクシングの才能があると感じていた。でも、今のレベルに到達できるなんて考えていなかったんだ。完璧な準備をすることができれば、誰も私を倒すことはできない。アメリカにやって来て、強豪から何度も対戦を避けられた。不利な状況で試合をしたこともたくさんあったね。でも、ようやく、ここまでたどり着いたんだ。必ず夢をかなえてみせるよ」
勝利の女神は、2人の勝者を選ぶことができません。どちらかの夢がかない、どちらかの夢が散るシビアな現実。試合後、勝利の女神が微笑みを投げかけるボクサーは「メキシコの至宝」サウル・アルバレスでしょうか?それとも「キューバの芸術」エリスランディ・ララでしょうか?夢と未来をかけた宿命の頂上対決。さあ、スーパーウェルター級ナンバーワンを決めましょう!