ライトヘビー級10回戦
前WBC世界 ライトヘビー級チャンピオン |
チャド・ドーソン(アメリカ) 戦績:36戦31勝17KO3敗2無効試合 |
アメリカ同級 | ジョージ・ブレイズ(アメリカ) 戦績:28戦23勝16KO5敗 |
チャド・ドーソン対ジョージ・ブレイズの試合内容
衝撃の1ラウンドTKO負けから1年。パワーとスピードを兼ね備えたサウスポーのチャド・ドーソンがリングに戻ってきました!チャド・ドーソンは1年ぶりの再起戦でベテランのジョージ・ブレイズを撃破し、世界タイトル奪還の第一歩を踏み出すことができるでしょうか?
試合は、左ジャブを突きながら右ストレートを打ち込もうとするジョージ・ブレイズに対して、サウスポーのチャド・ドーソンが力強い右ジャブと右フックで応戦し、左ストレートを上下に打ち分ける展開で始まります。どちらも相手の戦力をチェックしながら戦っている印象です。
「スピードは圧倒的にドーソンが上回ってるね。でも、ブレイズは強豪と対戦してきた実績があるんで、粘り強いボクシングをさせちゃうと、後半までもつれる可能性はあるよ。ドーソンは序盤から確実にポイントを奪いたいね」と序盤の戦いに注目する管理人。チャド・ドーソンは久しぶりのリングの感触を確かめながらパンチを打ち込んでいるようです。
【Photo:Showtime】
ジャブの交換が続き「1ラウンドは探り合いが続くかな?」と思っていると、チャド・ドーソンが左ストレートをジョージ・ブレイズのみぞおちに叩き込み、ジョージ・ブレイズが崩れ落ちます。ダウンから立ち上がったジョージ・ブレイズが、トランクスをしきりに下げようとしています。めっちゃ深く突き刺さったのかな?ダメージは見た目以上に深そうですね。
試合が再開されると、ダウンを奪われたジョージ・ブレイズが強烈な右ストレートと左フックを打って反撃しようとしますが、チャド・ドーソンが距離をキープして攻撃を回避。逆に、スマッシュ気味の右アッパーからコンパクトなのワンツーを叩き込み、2度目のダウンを奪います。
「ブレイズは顔面もボディも効いちゃったみたい。顔面を打たれたダウンだけど、ボディをめっちゃ気にしてるよ。厳しいかもしれないなあ」とジョージ・ブレイズの状態を確認する管理人。結局、ジョージ・ブレイズはリングにヒザを突いたまま10カウント以内に立ち上がることができず、勝負あり。チャド・ドーソンが1ラウンドKO勝ちで再起戦に快勝しました。
チャド・ドーソンのパワーとスピードが、ジョージ・ブレイズの経験を完全に上回った試合でしたね。簡単に言うと「両者の実力に差があった試合」でした。ゾルト・エルデイやジャン・パスカルと対戦したことのあるベテランのジョージ・ブレイズですが、全く何もできないまま負けちゃいました。
1年ぶりの再起戦で復活をアピールしたチャド・ドーソン。アドニス・スティーブンソンに衝撃の1ラウンドTKO負けを喫しましたが、自慢のパワーとスピードは健在です。「ドーソンはやっぱり強いよ。ライトヘビー級は激戦区だけど、世界チャンピオンに返り咲ける実力に疑いはないと思うなあ。次のチャンスを生かしてベルトを奪取したいね」と拍手を送った再起戦でした。
チャド・ドーソン,ジョージ・ブレイズの試合結果
試合結果 | チャド・ドーソンが1ラウンドKO勝ち。再起戦に快勝しました。 |