全勝王者ダニー・ガルシアの防衛か?マウリシオ・ヘレーラの番狂わせか?
全勝チャンピオンのダニー・ガルシアが、両親が生まれたプエルトリコに乗り込み、マウリシオ・ヘレーラと激突するWBA・WBC世界スーパーライト級タイトルマッチが、いよいよ明日に迫ってきました!タイトルマッチを控えた両雄が、対戦に向け、力強いコメントを発表しています。
まずは、チャンピオンのダニー・ガルシア。父のアンヘル・ガルシアと二人三脚で世界の頂点へのぼり詰めたプエルトリコ系アメリカ人の全勝チャンピオンは「いつか絶対に防衛戦を行いたい」と語っていた「約束の地」で戦う喜びとタイトル防衛に向けた絶対の自信をコメントしました。
「プエルトリコで戦えることが心から幸せだよ。私は、アメリカのフィラデルフィア育ちだけど、プエルトリコの文化を感じながら育ったんだ。プエルトリコのみんなと同じ食事をして、同じ音楽を聴いていることを知ってほしい。私は、フィラデルフィアで育った、プエルトリコのファイターだよ」
【念願のプエルトリコ防衛戦!ダニー・ガルシア対マウリシオ・ヘレーラのプロモです】
「プエルトリコのファンとふれ合い、みんなの声援を肌で感じることができて、とても幸せだね。あとは、リングで結果を残すだけだよ。私の夢は、偉大なチャンピオンをたくさん輩出しているプエルトリコの歴史に残るファイターになることなんだ。誰にも夢を邪魔させないよ」
続いて、挑戦者のマウリシオ・ヘレーラ。悲願の世界タイトル挑戦のチャンスを手にしたメキシコ系アメリカ人は、どこへ行ってもダニー・ガルシアのファンばかりの「四面楚歌」を冷静に受け止め、世界を驚かせる王座交代劇を虎視眈々(こしたんたん)と狙っています。
「みんながガルシアを応援しているけど、別に気にしてないよ。私はいつも格下扱いを受けてリングに上がっているからね。ルスラン・プロボドニコフに勝った日から私の人生は大きく変わったんだ。ボクシングは、ファンの数で勝敗が決まるスポーツじゃない。ガルシア戦は、過去に起こったことを再現したいね。夢をかなえるためにも、リングで全力を尽くすことが大切だ」
下馬評で「圧倒的に有利」と予想される全勝チャンピオンが「約束のリング」へ向かう注目の防衛戦。ファンの熱烈な歓迎を受けるダニー・ガルシアが「プエルトリコ凱旋防衛」に成功するのでしょうか?それとも「格下扱い」を受けるマウリシオ・ヘレーラが番狂わせを起こすのでしょうか?お互いのプライドをかけた大一番は、まもなく決戦のゴングです!