スーパーライト級10回戦(142ポンド契約)
WBA・WBCスーパー ライト級チャンピオン |
ダニー・ガルシア(アメリカ) 戦績:28戦全勝16KO |
元WBC FECARBOX ライト級チャンピオン |
ロッド・サルカ(アメリカ) 戦績:22戦19勝3KO3敗 |
ダニー・ガルシア対ロッド・サルカの試合内容
激戦区スーパーライト級の2本のベルトを持つ統一チャンピオンのダニー・ガルシアが、悲願のビッグマッチ出場のチャンスを手にしたロッド・サルカとノンタイトルマッチで激突します。全勝の快進撃を続けるダニー・ガルシアは、大金星を狙うロッド・サルカを撃破し「スーパーライト級の第一人者」の存在感をアピールすることができるでしょうか?
試合は、ダニー・ガルシアが左ジャブを突きながらロッド・サルカにプレッシャーをかけ、上下に力強いパンチを打ち分ける展開で始まります。一方、ロッド・サルカは、ガードを高く構えて左ジャブを突き、距離をキープすることに専念。試合は始まったばかりですが、ロッド・サルカはダニー・ガルシアのプレッシャーをめちゃめちゃ感じている印象です。
「ガルシアは完全にKO狙いだね。逆に、サルカは左ジャブを出すだけで精一杯みたい。パワーは圧倒的にガルシアが上回っているんで、サルカは動き続けてパンチを空回りさせたいね」と思っていると、2ラウンド1分、ダニー・ガルシアの強烈な右ストレートがロッド・サルカのアゴを打ち抜き、ロッド・サルカがヨロヨロとロープへ後退します。
【Photo:Showtime】
「うわっ、めっちゃ効いた!」と思った次の瞬間、ダニー・ガルシアが追撃の連打!耐え切れなくなったロッド・サルカがリングに手を突き、ダニー・ガルシアがダウンを奪います。一気に勝負を決めたいダニー・ガルシアは、試合が再開されると、ロッド・サルカに猛然と襲いかかり、得意のフックを連打!2ラウンド残り1分、右ストレートをテンプルに打ち込み、2度目のダウンを奪います。
「あああ、一方的になってきちゃった。サルカのダメージはめっちゃ深いよ。残り1分、耐えきれるかな?逆に、ガルシアはKOのチャンスだよ」とダニー・ガルシアの猛攻に拍手を送る管理人。試合が再開されると、ダニー・ガルシアは体重を乗せた左右のフックを連打し、フィニッシュを狙います。ダニー・ガルシアがフラフラのロッド・サルカに強烈なパンチを打ち込みます。
最後は、両雄が足を止めて、リング中央で打ち合う展開となり、ダニー・ガルシアの強烈な左フックがロッド・サルカのアゴに直撃!ロッド・サルカがバタンと後ろに崩れ落ちた瞬間、レフェリーが試合をストップし、勝負あり。全勝の快進撃を続けるダニー・ガルシアがロッド・サルカに2ラウンドTKO勝ちを飾り「スーパーライト級の第一人者」の実力を見せつけました。
【Photo:Showtime】
ダニー・ガルシアがロッド・サルカをパワーで圧倒した試合でしたね。簡単に言うと、両雄の実力に差がありすぎて、ダニー・ガルシアの強さばかりが目立つ展開で終わった印象です。ライト級を主戦場とするロッド・サルカが、スーパーライト級でもトップクラスの破壊力を誇るダニー・ガルシアのパンチに耐えることは、さすがに無理な注文だったのかもしれませんね。
素人ファンは「2ラウンドに入って、サルカがパンチを打ち始めたことで、逆に、ガルシアが戦いやすくなったみたい。ガルシアは相手が打ってくれたほうが戦いやすいのかな?」と感じました。どちらかと言えば、カウンターパンチャーのダニー・ガルシアが、ロッド・サルカの攻撃をきっかけに、本来の力強いパンチを打ち始め、一気に試合を終わらせた内容でしたね。
ロッド・サルカから3度のダウンを奪い、最後は得意の左フックで意識を飛ばしたダニー・ガルシア。「サルカには申し訳ないけど、両雄の実力差を考えると、妥当な結果じゃないかな?トップ戦線で活躍しているボクサーじゃないと、統一チャンピオンのガルシアと互角に戦うことは難しいよ。次はビッグネームと対戦してほしいなあ」と改めてダニー・ガルシアの実力を実感したKO劇でした。
ダニー・ガルシア対ロッド・サルカの試合結果
試合結果 | ダニー・ガルシアが2ラウンドTKO勝ち。3度のダウンを奪う圧勝で存在感をアピールしました。 |