ボブ・アラムがゲンナディ・ゴロフキン対フリオ・セサール・チャベス・ジュニアを示唆
全勝の快進撃を続ける「トリプルG」が「伝説の後継者」と激突する日はやってくるのでしょうか?トップランクCEOのボブ・アラムが7月12日(日本時間7月13日)を候補にWBA世界ミドル級チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンと前WBC世界ミドル級チャンピオンのフリオ・セサール・チャベス・ジュニアの対戦に向けて話し合いを進めていることを発表しました。
すばらしすぎるマッチメイクじゃないですか!ゲンナディ・ゴロフキン対フリオ・セサール・チャベス・ジュニアは「いつか絶対に実現してほしい」と願っていたドリームマッチなので、ボブ・アラムのアナウンスはめちゃめちゃテンションが上がりました。待ち望んだマッチメイクです!
ゲンナディ・ゴロフキンは「ミドル級最強」の称号に最も近い全勝チャンピオン。相手を追い詰める能力にめちゃめちゃ優れている柔軟なハードパンチャーです。アメリカ進出をきっかけに世界的なスーパースターの地位を確立しました。テレビ局のHBOが強烈にプッシュしていることもあって「カザフスタンのKOキング」はボクシングの本場アメリカで急激に人気を高めています。
一方、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアは3階級制覇の実績を誇る偉大な父を持つ「伝説の後継者」。ここ数年、プライベートでトラブル続きでしたが、女の子が生まれたことをきっかけに、平穏な生活を取り戻した印象です。ボクサーとしての能力は、ファンの皆さんがご存知の通りで、世界屈指の人気ボクサーだけに、対戦を希望するビッグネームがたくさん浮上しています。
もしゲンナディ・ゴロフキン対フリオ・セサール・チャベス・ジュニアが実現すれば「どっちが勝っても後半のKOが濃厚じゃないかな?うーん、最終ラウンドまで続く展開が思い浮かばない」と壮絶な試合になると予想しています。個人的に「チャベス・ジュニアがゴロフキンの強打に耐えて、反撃できるか」のめちゃめちゃわかりやすい我慢比べになると思うんですよ。
ゲンナディ・ゴロフキンが勝つなら「一方的にパンチを浴びせて倒し切る展開」。フリオ・セサール・チャベス・ジュニアが勝つなら「強打に耐えながらアリ地獄に引きずり込む展開」でしょうか?ゲンナディ・ゴロフキンと言えど、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアを真っ向から押し切ることは簡単じゃないはずなので「見たことのない光景」が目の前に広がりそうな気がします。
ゲンナディ・ゴロフキンは10連続KO防衛を記録していますが、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアのようなタフな強打者と対戦した経験はありません。そんなわけで、ゲンナディ・ゴロフキン対フリオ・セサール・チャベス・ジュニアの実現をめっちゃ楽しみにしています!
おしまいに、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアがミドル級へ体重を落とすことが苦しいことから、もし両雄の対戦が実現した場合、試合はスーパーミドル級で行われる予定だそうです。世界中のボクサーからターゲットにされ始めたゲンナディ・ゴロフキンが、フリオ・セサール・チャベス・ジュニア戦を受けるかどうか、全勝チャンピオンの決断に注目しましょう。