ゲンナディ・ゴロフキンとダニエル・ギールが記者会見で意気込みを激白
ミドル級の新旧チャンピオンが意気込みを激白です!WBA世界ミドル級チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンと元世界チャンピオンのダニエル・ギールが7月26日(日本時間7月27日)にマジソン・スクエア・ガーデンで激突するタイトルマッチをPRするための記者会見が開き、コメントを発表。お互いに相手をリスペクトしながら、激闘を宣言しました。
まずは、全勝の快進撃を続けるWBA世界ミドル級チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキン。2013年11月のカーティス・スティーブンス戦以来のニューヨーク上陸となる「カザフスタンのKOキング」は「優等生」のコメントを連発しながら、すばらしい試合になると宣言しました。
「マジソン・スクエア・ガーデンに戻ってくることができて、本当にうれしいよ。ギールが経験豊富で、すばらしいボクサーだってことは間違いないと思う。ゴロフキン対ギールは、ボクシングの歴史に残るような試合になるはずだよ。7月26日は、マジソン・スクエア・ガーデン、HBOで会おう」
【対戦相手をリングに沈める豪快なKOはゲンナディ・ゴロフキンの代名詞です】
一方、挑戦者のダニエル・ギールは、念願のビッグマッチが楽しみでたまらない印象です。2013年8月、ダレン・バーカーにまさかの判定負けを喫し、一度はビッグマッチのチャンスを失ったダニエル・ギール。しかし、世界中のボクシングファンが注目するゲンナディ・ゴロフキンに挑戦することが決まり、王座返り咲きへ向けて静かに闘志を燃やしています。
「まずは、ゲンナディ・ゴロフキンと対戦する機会をもらえたことに感謝したい。マジソン・スクエア・ガーデンで試合ができることが本当に楽しみなんだ。私のキャリアにとって、大切な試合だ。去年はファンのみんなをガッカリさせてしまったけど、ハードな練習を続け、リングで全力を尽くすことを約束するよ。12ラウンド、大激闘になるはずだから、試合を楽しみにしてほしい」
ゲンナディ・ゴロフキン対ダニエル・ギールは、すばらしいマッチメイクですね!ゲンナディ・ゴロフキンは激戦区ミドル級の世界タイトルを10連続KO防衛している「ミドル級最強のファイター」。一方、ダニエル・ギールは世界チャンピオンに君臨した経験を持つ負けん気の強いテクニシャンです。かみ合う可能性とかみ合わない可能性が同じくらいの確率かな?うーん、どうでしょう?
個人的に、すごく楽しみにしているポイントが「KO勝利を期待されるゴロフキンが、世界チャンピオンに君臨した経験を持つ実力者のギールと戦ったとき、今まで通り、冷静なボクシングを披露できるかどうか」です。ダニエル・ギールは打ち合うことも足を使うこともできる手数の多いボクサー。しかも「勝てばOK」なので、どちらかと言えば、試合前のプレッシャーは少ないはずです。
ゲンナディ・ゴロフキンは、振り回すタイプのファイターじゃないので、誰と戦っても空回りはしないと思うのですが、ダニエル・ギールは過去の対戦相手と違って、試合の途中でリズムを変えることができます。目先を変えられたとき、ゲンナディ・ゴロフキンはスムーズに対応できるでしょうか?まだ見たことのないゲンナディ・ゴロフキンを知る絶好の機会になるかもしれませんね。
世界を飛び回りながら圧巻の防衛劇を披露してきたゲンナディ・ゴロフキン。すっかり「トリプルG」のニックネームが定着したスーパースターは新旧チャンピオン対決で、ファンが期待する結果を残せるでしょうか?それとも、数々の激闘を経験しているダニエル・ギールが底力を発揮し、世界チャンピオンに返り咲くのでしょうか?かみ合ったら、序盤のKOもありそうだなあ。