ジョージ・グローブス「レフェリーはオレの目を見ずに試合をストップした」
無念のプロ初黒星を喫したイギリスのホープが「魔の9ラウンド」について告白です!イギリスで絶大な人気を誇るジョージ・グローブスがプロ初黒星を喫した2013年11月のカール・フロッチ戦を振り返りながら、今もなお議論の的となっている9ラウンドの感想を語りました。
「9ラウンドにフロッチに捕まったことは事実だ。パンチをもらったことも否定できないよ。でも、オレの意識は、はっきりしていた。フロッチが追撃してきたから、パンチをもらわないように全力でディフェンスしていたら、レフェリーが突然、試合をストップしたんだ。本当に悔しいよ」
「オレの頭は、フロッチの腕の下にあったんだよ。レフェリーはオレの目を見ていないのに、どうして『もう戦えない』ってわかるんだ?もしオレが、ルシアン・ビュテがフロッチにKOされたときのようにロープを背負っていたなら、反論なんかせず、素直に負けを受け入れるよ。でも、ビュテが試合をストップされたときとオレが試合をストップされたときの状況は全く違うんだ」
【Photo:Sky Sports】
ジョージ・グローブスの悔しさが伝わってくるコメントですね。ジョージ・グローブスが語ったようにカール・フロッチのパンチがヒットしていたことは事実です。パンチの影響で、ジョージ・グローブスの動きが鈍っていたことも間違いないと思います。でも、正直に言うと、管理人も「え?ストップ?」と思っちゃいました。名勝負だったので、もう少し観たかったなあ。
ジョージ・グローブス対カール・フロッチは、ジョージ・グローブスが1ラウンドに強烈な右ストレートのカウンターでダウンを奪う波乱の幕開け。カール・フロッチが少しずつ盛り返して「めっちゃ接戦じゃない?終盤勝負だよ」と盛り上がっていたところで、試合が突然、終わっちゃったので、イギリスのファンを中心に再戦を求める声が高まっています。
「フロッチがボクシングを続けたいなら、オレと再戦するしかないよ。みんなが再戦を期待しているんだ。イギリスのファンは、アンドレ・ウォードやゲンナディ・ゴロフキンやフリオ・セサール・チャベス・ジュニアを受け入れたりしない。再戦から逃げたりしたら、引退が待ってるね。オレは喜んでフロッチと再戦するよ。次は6ラウンドでKOしてやる」
ジョージ・グローブスが言うように、再戦で完全決着を希望するファンがめちゃくちゃ多いので、もしカール・フロッチがジョージ・グローブスと再戦しないと、この先ずっと「フロッチはグローブスから逃げた」と言い続けられることになりそうな雰囲気です。個人的にも再戦に大賛成なので、ぜひ実現してほしいなあ。再戦が決まったら、イギリスはとんでもない盛り上がりになりそうですね!