タフな激闘の予感!長谷川穂積選手のスピードか?キコ・マルチネスの連打か?
日本ボクシング界を引っ張ってきた長谷川穂積選手が3階級制覇をかけてIBF世界スーパーバンタム級チャンピオンのキコ・マルチネスに挑戦する注目のタイトルマッチまで12時間を切りました!長谷川穂積選手が勝てば、亀田興毅選手に続き、日本人ボクサー2人目の3階級制覇を達成する大一番です。
長谷川穂積選手が挑戦するキコ・マルチネスは、粘り強いボクシングが持ち味のファイター。距離を詰めると、力強いパンチを何発も連打して、相手をギブアップさせる攻撃が魅力です。連打とタフネスを生かして世界の頂点をつかんだキコ・マルチネスは、フィジカルがめちゃくちゃ強く、体力勝負になると、とんでもない強さを発揮します。正直なところ、すごくやっかいなファイターです。
でも、逆に言うと、すごく正直なファイターでもあります。真っ向から飛び込んでくるので、パンチを空回りさせることができれば、キコ・マルチネスのリズムを崩せるはずです。キコ・マルチネスはパンチを当てながらリズムを作るタイプなので、動きのスピードで上回る長谷川穂積選手は、できるだけパンチを空振りさせてキコ・マルチネスのリズムを崩し、主導権を握りたいですね。
そんなこんなで、個人的に、長谷川穂積選手の右フックに注目しています。素人ファンが描く理想的なキコ・マルチネス対策は「突進を力強いワンツーで食い止めながら、飛び込んできたところを右フックで回して、ロープを背負わせ、コンパクトなパンチを連打。最後はガードが空いたところへ得意の左ストレートでフィニッシュ!」です。
めちゃくちゃタフなキコ・マルチネスの突進は、軽いパンチじゃ止まりません。そんなわけで、長谷川穂積選手にとって、かなりハードな試合になると予想しています。でも、長谷川穂積選手のほうがスピードもテクニックも経験も上回っているので、距離をキープしながら大きいパンチに気をつければ、試合が進むにつれてペースを引き寄せ、3階級制覇を達成できると信じています。
長谷川穂積選手の名前は、日本のボクシングファンの皆さんが想像する以上に世界で知られています。そんなわけで、理想は、立ち上がりで、キコ・マルチネスに「ハセガワは評判通り強いなあ」と植え付けて、一気にペースを握る展開でしょうか?キコ・マルチネスは器用なボクサーじゃないので、一度リズムを崩しちゃえば、そのまま主導権を握れる可能性は十分にありますよ。
いずれにしても、キコ・マルチネスは真っ向勝負を挑んでくるはずなので、試合の流れを決めるポイントは、長谷川穂積選手の作戦です。キコ・マルチネスの実力を考えると、フィジカルとメンタルの強さが問われる過酷な試合になることは間違いないと思いますが、パンチのスピード、動きのスピードを生かした「打たせずに打つボクシング」で3階級制覇を達成してほしいです!