最年長の統一王者が誕生か?大注目のバーナード・ホプキンス対ベイブト・シュメノフ
ボクシング史上最年長の統一チャンピオンは誕生するのでしょうか?IBF世界ライトヘビー級チャンピオンのバーナード・ホプキンスとWBAチャンピオンのベイブト・シュメノフが激突する王座統一戦まで、1か月を切り、大偉業が達成されるかどうかの議論が活発化しています。
49歳のバーナード・ホプキンスが4月19日(日本時間4月20日)にボクシング史上最年長の世界タイトル統一をかけて、30歳のベイブト・シュメノフと拳を交える王座統一戦。めちゃめちゃ玄人好みな試合になりそうな雰囲気ですが、歴史的な瞬間を目にできるかもしれませんね。
49歳のバーナード・ホプキンスは、ボクシングファンの皆さんにおなじみの「戦う伝説」。ボクシング史上初となる主要4団体の世界タイトル統一、ボクシング史上最年長の世界タイトル奪取、ボクシング史上最年長の世界タイトル防衛を成し遂げた「エイリアン」です。ミドル級時代は「死刑執行人」のニックネームがピッタリでしたが、最近は「エイリアン」のほうがフィットしていますね。
【バーナード・ホプキンス対ベイブト・シュメノフの王座統一戦のプロモです】
一方、バーナード・ホプキンスの大偉業を阻止すべくリングへ向かうチャンピオンは、カザフスタン出身のベイブト・シュメノフ。空手とテコンドーをベースにしているベイブト・シュメノフは、全17階級の世界チャンピオンのなかでも「ユニークな存在」です。得意の右ストレートは「せいやー!」って感じの正拳突きで、当たれば、対戦相手がリングに沈んじゃいます。
個人的に「間合いの探り合いになるんじゃないかな?とんでもなく玄人好みな心理戦になりそうだぞ」と予想しています。お互いがパンチを全く出さない展開や一発でいきなり終わっちゃう展開もありそうなので、バーナード・ホプキンス対ベイブト・シュメノフを満喫するためには、両雄のバックグラウンドを事前に押さえといたほうがいいかもしれませんね。
素人ファンの直感で恐縮ですが、相手をじっと見て、追いつめるベイブト・シュメノフのボクシングは、バーナード・ホプキンスにとって、相性が良くない気がします。ガンガン突進してくるファイターの場合、バーナード・ホプキンスにいなされて、冷静さを失って、スタミナを奪われて「いやー、今回もホプキンス劇場で終わっちゃった」となるケースが多いです。
でも、ベイブト・シュメノフは、バーナード・ホプキンスと同じく「不必要なパンチを打たないボクサー」です。個人的に「ボクシングのスタイルは違うけど、底辺にある戦術は、ホプキンスもシュメノフも似てるよね?どっちの駆け引きが上回るか、最高峰の心理戦、頭脳戦を堪能できそうだぞ。意外にKO決着で終わりそうな気がするけど、うーん、どうだろう?」と妄想しています。
いずれにしても、注目ポイントは「ホプキンスがボクシング史上最年長の統一チャンピオンになれるかどうか」で間違いないと思います。バーナード・ホプキンスが勝っても、ベイブト・シュメノフが勝っても、KO決着だったら、とんでもないドラマだなあ。皆さんはどちらの世界チャンピオンを推しますか?素人ファンの貧弱な想像力では、全く試合展開が読めない大一番です!