王座統一に成功したバーナード・ホプキンス「ショーン・ポーターに主役の座を奪われた」
ボクシングの歴史に残る大偉業を達成した「戦う伝説」が若き世界チャンピオンを絶賛です!ボクシング史上最年長の49歳で世界タイトル統一に成功したバーナード・ホプキンスが4月19日(日本時間4月20日)に開催された同じイベントで強烈なKO勝利を飾ったショーン・ポーターをベタ褒めしながら、無敗の快進撃を続ける若きチャンピオンの将来に太鼓判を押しました。
「正直に言うよ。4月19日は49歳で世界タイトルを統一したオレが主役になるはずだった。でも、ポーターが直前に豪快なKOで世界タイトルの防衛に成功したせいで、オレの大偉業が薄れてしまったんだ。ヤツに主役の座を奪われちまったな。おめでとう、チャンプ。おまえは真のスターだよ」
「49歳で若いボクサーに勝てる理由?オレが戦ったボクサーがポーターじゃないからだよ。もしポーターが相手だったら、さすがのオレも対戦を迷うね。オレはたくさんのスーパースター候補の夢を打ち砕いてきたけど、ヤツの未来は変えられそうもないな。次のスターはポーターで決まりだ」
【Photo:Showtime】
絶賛の嵐じゃないですか!バーナード・ホプキンスはボクサーであると同時に、ゴールデンボーイ・プロモーションズの役員でもあるので、若手ボクサーを売り出したい気持ちがあることも間違いないと思うのですが、大偉業を達成した「戦う伝説」がショーン・ポーターに最大級の評価を与えていることも間違いなさそうです。
バーナード・ホプキンスから「次世代のスーパースター」に指名されたショーン・ポーターは、バーナード・ホプキンス対ベイブト・シュメノフの歴史的な王座統一戦のひとつ前の試合に登場し、ポール・マリナッジに圧巻の4ラウンドTKO勝ちを飾りました。バーナード・ホプキンスが「ファンタスティック」と絶賛したKOに拍手を送った皆さんもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
バーナード・ホプキンスと言えば、同じフィラデルフィア出身のダニー・ガルシアに目をかけていることで有名です。バーナード・ホプキンスは、ダニー・ガルシアが世界タイトルを奪取する前から「ダニーの才能に気付いてない関係者やファンが多すぎる。きちんとヤツの試合を観てみろよ。能力の高さに気付くはずだ」と断言。ダニー・ガルシアの活躍はファンの皆さんがご存知の通りです。
本人が語るように、バーナード・ホプキンスはボクシング界を代表する「ホープキラー」です。スーパースター候補の夢を何度も打ち破ってきたバーナード・ホプキンスだからこそ「見える未来」があるのかもしれませんね。未来を見通す「エイリアン目線」では?バーナード・ホプキンスから太鼓判を押されたショーン・ポーター。スケールのでっかいボクシングで未来を切り開いてほしいなあ。