悲願のヘビー級タイトル奪取へ!マルコ・フックがウラディミール・クリチコ戦を熱望
ヘビー級タイトル再挑戦を熱望です!WBO世界クルーザー級チャンピオンのマルコ・フックが、WBA、IBF、WBOの3本のベルトを保持する世界ヘビー級チャンピオンのウラディミール・クリチコに挑戦したい意向を表明。20代最後となる2014年に大きな決断を下しました!
ヘビー級タイトル獲得を熱望するマルコ・フックは、ウラディミール・クリチコに挑戦するため、苦楽を共にしたザウアーランド・プロモーションを離れることを決意。ウラディミール・クリチコが所属するK2プロモーションズとザウアーランド・プロモーションは基本的にイベントを共同開催しないので、ザウアーランド・プロモーションを離脱する道を選んだそうです。
マルコ・フックは2012年2月に当時のWBA世界ヘビー級チャンピオンのアレクサンデル・ポベトキンに挑戦した経験があります。しかし、結果は12ラウンド判定負け。悲願のヘビー級タイトル奪取、2階級制覇を達成することはできませんでした。めちゃめちゃ善戦したんですけどね。
ヘビー級タイトル奪取に失敗したマルコ・フックは、その後、クルーザー級へ戻り、WBOタイトルを防衛しながら、ヘビー級タイトル再挑戦のチャンスを待っていました。しかし、ウラディミール・クリチコが主要4団体の世界タイトルのうち、3つのベルトを保持。さらに、WBCタイトルはカナダのバーメイン・スティバーンが保持していて、挑戦が困難な状況でした。
そんなこんなで、ドイツを主戦場にするマルコ・フックは、ザウアーランド・プロモーションを離れて、同じドイツを主戦場にするウラディミール・クリチコに挑戦する道を「最善」と感じているようです。ザウアーランド・プロモーションを離れることはすごく難しい決断だったと思うのですが、どうしてもヘビー級タイトルがほしかったんでしょうね。ある意味、かっこいいなあ。
ウラディミール・クリチコはビッグマッチを優先しないタイプで、指名挑戦者や上位ランカーと試合を重ねているので、マルコ・フックがヘビー級ランキングの上位にのぼり詰めることができれば、対戦のチャンスは十分にあると思います。クルーザー級の世界チャンピオンで、しかも、防衛の実績も申し分ないので、もしかすると、近い将来、対戦が実現するかもしれませんね。
正直なところ、マルコ・フックが実力者であることを考慮しても、ウラディミール・クリチコの壁はめちゃめちゃ高いと思います。でも、マルコ・フックはハードパンチャーなので、ウラディミール・クリチコの懐に入ることができれば、チャンスがあるかもしれません。ウラディミール・クリチコが強すぎて相手がいない状況なので、個人的に観戦したいカードです。実現すると、うれしいなあ。