ヘビー級10回戦

アンソニー・ジョシュア対マイケル・スプロットの試合内容

ロンドン五輪スーパーヘビー級で金メダルを獲得したアンソニー・ジョシュアが、ベテランのマイケル・スプロットと激突する新旧対決。金メダリストのアンソニー・ジョシュアはマイケル・スプロットをリングに沈め、プロデビューからの連続KO記録を10に伸ばすことができるでしょうか？

試合は、ガードを固めて左ジャブを突きながら距離を詰めようとする39歳のマイケル・スプロットに対して、25歳のアンソニー・ジョシュアが左ジャブを突きながら距離をキープし、右ストレートを打ち込むタイミングを探る展開で始まります。アンソニー・ジョシュアの左ジャブはシャープで、重いですね。しかも、めっちゃ手数が多いです。

「ジョシュアの左ジャブは、ウラディミール・クリチコに似てるね。速さ、強さ、重さを兼ね備えた左ジャブだなあ。スプロットはジャブをもらい続けると、前に出られなくなる可能性があるんで、早い時間帯で勝負したいよ」と思っていると、1ラウンド1分すぎ、アンソニー・ジョシュアが強烈な右ストレートを叩き込み、マイケル・スプロットが後退します。

「コンパクトで重い右ストレート！ガードの真ん中を突き抜けたね。見た目以上に効いてるかも」と思った瞬間、アンソニー・ジョシュアが攻撃にシフトし、体重を乗せた右ストレートを連打！マイケル・スプロットは懸命にブロックしますが、あっと言う間にロープまで、ふっ飛ばされてしまう破壊力です！マイケル・スプロットはガードをするだけに精一杯ですね。

アンソニー・ジョシュアは、パワフルな連打を上下に打ち分け、ロープへ詰めたマイケル・スプロットに反撃を許さない手数で一気に攻め込みます。最後は、マイケル・スプロットが防戦一方になったところで、レフェリーが試合をストップ！アンソニー・ジョシュアがマイケル・スプロットに1ラウンドTKO勝ちを飾り、10連続KO勝利を記録しました。

アンソニー・ジョシュアが圧倒的な爆発力で、10連続KO勝利を引き寄せた快勝でしたね。ストップを呼び込んだ連打は、ヘビー級とは思えない回転の速さです！「スピードだけを考えると、ウラディミール・クリチコやバーメイン・スティバーン、デオンテイ・ワイルダーより速いんじゃないかな？まとまりのあるヘビー級ボクサーだなあ」と感じる圧勝でした。

アンソニー・ジョシュア対マイケル・スプロットの試合結果