アミール・カーン「試合が流れた経緯を説明しないフロイド・メイウェザーは最低だ」
キングの怒りが爆発です!絶大な人気を誇る「イギリスのキング」アミール・カーンが5月に対戦予定だった「ボクシング界のキング」フロイド・メイウェザーを酷評。フロイド・メイウェザーがアミール・カーンからマルコス・マイダナに対戦相手を変更したことに怒り心頭です!
「メイウェザーはマナーを知らない最低なヤツだ。本当にガッカリしたよ。失望した理由は、メイウェザーが私を対戦相手に選んでくれなかったことだけじゃないんだ。どうして、私に何の説明もないのか、信じられないよ。私は、楽しみに待っていてくれたファンのみんなに、試合が流れてしまった理由を説明する義務があるんだ。メイウェザーはプロのアスリート失格だよ」
「2013年12月にメイウェザーと戦うことに合意したんだ。でも、結局、彼は、マイダナを選んだね。しかも『カーンがエイドリアン・ブローナーに勝てたら、対戦することを考えるよ。まあ、勝てないけどね』とツイッターでコメントしたんだ。メイウェザーを倒したい気持ちが一段と高まったよ。でも、今は礼儀知らずのアスリートのことを忘れて、次の対戦相手を見つけることが大事だね」
アミール・カーンの怒りが思いっきり伝わってくるコメントですね。アミール・カーンのツイッターからフロイド・メイウェザーの写真が削除されちゃった事実が「溝の深さ」を物語っていると思います。仲良く写っている2ショットの写真がアップされたときは「カーンで決まりかな?」と思っていたのですが、アミール・カーンの希望は夢と消えちゃいました。
アミール・カーンのファンの皆さんにおしかりを受けるかもしれませんが、個人的に、フロイド・メイウェザーがマルコス・マイダナを選んだことは、正直なところ、うれしいです。アミール・カーンとマルコス・マイダナの実績や勢いを比較すると、直前の試合でエイドリアン・ブローナーに勝ったマルコス・マイダナのほうが「やってくれそうな雰囲気」を感じています。
人気や世論も重視されるプロボクシングの世界なので、しょうがないと言えば、しょうがないんですけど、アミール・カーンがPRの踏み台にされた事実は気の毒でした。でも、アミール・カーンの人気と実力があれば、独自路線を歩み、将来、フロイド・メイウェザーと対戦することも可能だと思います。もっとアピールするために、まずはウェルター級の世界タイトルを獲得したいですね。
自由に振る舞う「ボクシング界のキング」フロイド・メイウェザーに怒りをあらわにした「イギリスのキング」アミール・カーン。2階級制覇となる激戦区ウェルター級の世界タイトルを奪取し、反撃の狼煙(のろし)を上げることができるでしょうか?エイドリアン・ブローナーをはじめ、知名度のあるボクサーが対戦候補に浮上しているので、アミール・カーンの次戦に注目しましょう!