最強のウラディミール・クリチコと全勝のブライアント・ジェニングスの対戦は?
最強チャンピオンが全勝チャレンジャーを指名する可能性が浮上です!3団体統一世界ヘビー級チャンピオンのウラディミール・クリチコが2015年の春に予定されている防衛戦で、全勝の快進撃を続けるブライアント・ジェニングスと対戦することに興味を持っているそうです。
ウラディミール・クリチコのマネージャーを務めるベルント・ボンテによると、ブライアント・ジェニングスのプロモーターを務めるゲイリー・ショウと会談し、ブライアント・ジェニングス陣営から「チャンスがもらえれば、喜んで戦いたい。最強のクリチコと戦えることは大変な名誉だよ」と熱烈なオファーを受けたそうです。ウラディミール・クリチコも乗り気なんですって。
ウラディミール・クリチコは、ボクシングファンの皆さんにおなじみの「ヘビー級のボス」。WBA、IBF、WBOの3本のベルトを統一し、各団体の指名試合を順番にクリアする圧倒的な強さを誇っています。最近は、最強の挑戦者がやってきて、ウラディミール・クリチコに倒されちゃうシーンの連続で「ダメだ、誰も勝てない」と思ってしまうくらい強さが突き抜けています!
【腕の筋肉がすごい!ウラディミール・クリチコのトレーニング風景です】
一方、ブライアント・ジェニングスはアメリカ期待の全勝ホープ。2015年1月にWBC世界ヘビー級タイトルマッチを行うバーメイン・スティバーンとデオンテイ・ワイルダーの勝者に挑戦することが決まっているのですが、バーメイン・スティバーン対デオンテイ・ワイルダーの勝者に待たされる可能性が浮上し、ウラディミール・クリチコに挑戦する道も探っているようです。
本音は「ジェニングスのファイトスタイルを考えると、クリチコに挑戦するより、スティバーンとワイルダーの勝者に挑戦するほうが世界タイトル奪取の確率は高いんじゃないかな?」です。でも「チャンスがもらえれば、リングに上がりたい」というブライアント・ジェニングスの姿勢は、挑戦者として、めちゃめちゃ好感が持てますね。アピールを続けてほしいなあ。
ウラディミール・クリチコ対ブライアント・ジェニングスが実現した場合、ウラディミール・クリチコが主戦場にしているドイツ開催ではなく、ブライアント・ジェニングスが主戦場にするアメリカ開催が有力で、4月25日(日本時間4月26日)が第一候補だそうです。アメリカ再上陸は将来的な4団体統一への布石かな?ヘビー級戦線が動き出し、おもしろくなってきましたね!