クブラト・プーレフはパンチは懐の深いウラディミール・クリチコに届くのか？

10年間負け知らずでヘビー級の頂点に君臨するウラディミール・クリチコと全勝チャレンジャーのクブラト・プーレフが対決する3団体統一世界ヘビー級タイトルマッチまで、12時間を切りました！ボクシングの歴史に名を刻む最強のチャンピオンが全勝チャレンジャーの挑戦を受ける大一番です。

ドイツで開催されるウラディミール・クリチコ対クブラト・プーレフのヘビー級タイトルマッチ。ウクライナ出身のウラディミール・クリチコとブルガリア出身のクブラト・プーレフはどちらもドイツを主戦場にしていて、慣れ親しんだドイツ開催ということで、コンディションの調整は順調だったようです。まもなく迎える決戦に向けて、両雄がコメントを発表しています。

まずは、チャンピオンのウラディミール・クリチコ。クブラト・プーレフの印象を質問され「すばらしいボクサーだと思うよ。しかも、かなり気合いが入っているみたいだね。勝利を目指してアグレッシブなボクシングをしてくるんじゃないかな？ファンにとっても、私にとっても、楽しみな試合になると思うよ」と余裕のコメントを残しています。

一方、初の世界タイトル奪取のチャンスをつかんだクブラト・プーレフは「クリチコは動き回ってリングを広く使おうとするはずだけど、序盤からプレッシャーをかけて、必ず捕まえてやる。クリチコは戦いながら『やばいな、コイツ』と思うはずだ。キャリアで最も重要な試合だってことは間違いない。最も重要な試合で最も重要な勝利を手にするよ」と強気のコメントを発表しています。

両雄のコメントを聞いて「プーレフの意気込みが最高だね。クリチコ相手に後半勝負を考えてもジリ貧になっちゃうケースが多いんで、序盤からガンガン攻め込んでほしい。プーレフのパンチが先に当たって、不動のクリチコが動揺する展開になるとおもしろいんだけどなあ」とテンションがモリモリと上がってきました！立ち上がりはめちゃめちゃ注目ですね。

ボクシングの歴史に残る「安定ぶり」を発揮するチャンピオンのウラディミール・クリチコが圧倒的な強さを披露し、ヘビー級の3本のベルトを守り抜くのでしょうか？それとも、挑戦者のクブラト・プーレフが全勝の勢いをぶつけ、大金星を獲得するのでしょうか？試合後に「第2の故郷ドイツ」でベルトを天高く掲げるボクサーはどっち？