ウラディミール・クリチコが左腕を負傷!クブラト・プーレフ戦は11月に仕切り直し
最強のチャンピオンが無念の負傷です!WBA、IBF、WBOの3本のベルトを保持する世界ヘビー級チャンピオンのウラディミール・クリチコが左腕の筋肉を痛め、9月6日(日本時間9月7日)にクブラト・プーレフを迎える予定だった3団体統一世界ヘビー級タイトルマッチの延期が決定しました。
負傷により、防衛戦の延期が決まったウラディミール・クリチコは「試合を楽しみにしてくれたファンと挑戦者のプーレフに謝罪したい。完治を最優先し、万全の状態でリングに戻ってくることを約束するよ」とコメントを発表。無念さをにじませながら、しばらく休養することを宣言しました。
なお、延期になったウラディミール・クリチコ対クブラト・プーレフは11月15日(日本時間11月16日)に予定されていたドイツで開催されることが発表されました。ウラディミール・クリチコの負傷が発表されたときは「ウラディミールの負傷は過去にあまりなかったよね?大丈夫かな?」とめっちゃ心配してしまいましたが、すぐにスケジュールが決定し、ホッとひと安心です。
【無念の延期!防衛戦を楽しみにしていたウラディミール・クリチコが負傷です】
ヘビー級戦線を独走する38歳のウラディミール・クリチコは過去に大きなケガをしたことがなく「ケガに強いボクサーだなあ。体が大きいボクサーはヒザや腰を痛めるケースがときどきあるけど、ウラディミールはケガと無縁だね。日頃から規則正しい生活を送りながら、体をケアしているんだろうなあ」といつも感心してしまいます。重傷じゃなくて、本当によかった!
ボクシングは、ただでさえハードなスポーツで、加えて、ウラディミール・クリチコは38歳です。そんなこんなで「負傷」と聞いたときは、思わずドキッとしてしまいました。ウラディミール・クリチコに関して言うと「コンディションが万全なら間違いなく最強だよ。最大の敵はケガじゃないかな?」と思っているファンや関係者の皆さんが世界中にたくさんいると思うんです。
兄のビタリ・クリチコはケガが原因で一度チャンピオンのまま引退した経験がありますが、弟のウラディミール・クリチコには「証明するものがなくなっちゃいました。統一チャンピオンのまま引退します」って感じで「最強伝説」を完結してほしいなあ。ウラディミール・クリチコの圧倒的な強さを考えると、兄弟そろって世界チャンピオンのまま引退する偉業は不可能じゃないですもんね。
3団体のベルトを保持するため、各団体の防衛戦をクリアすることはめちゃめちゃ大変だと思うのですが、世界中のボクシングファンに「ウラディミールならできる!」と思わせてくれるところが偉大すぎます!ウラディミール・クリチコはフロイド・メイウェザーと並んで「負ける姿が想像できないボクサー」の代表格。万全のコンディションでクブラト・プーレフ戦を迎えてほしいです!