ミドル級10回戦
WBO世界ミドル級9位 | マット・コロボフ(ロシア) 戦績:25戦全勝14KO |
元NABA北米スーパー ミドル級チャンピオン |
デレク・エドワーズ(アメリカ) 戦績:29戦26勝13KO2敗1分 |
マット・コロボフ対デレク・エドワーズの試合内容
全勝の快進撃を続けるサウスポーのマット・コロボフが、ベテランのデレク・エドワーズと激突するノンタイトルマッチ。世界タイトル挑戦へ向けて、着実にキャリアを積み重ねているマット・コロボフはデレク・エドワーズを撃破することができるでしょうか?
試合は、1ラウンドから激しい攻防が繰り広げられます。開始30秒、サウスポーのマット・コロボフが強烈な左フックと左アッパーを叩き込み、デレク・エドワーズの動きが一瞬止まります。立ち上がりから積極的なマット・コロボフは珍しいですね。
攻撃を強めるマット・コロボフが1ラウンド中盤、強烈な右フックを叩き込むと、デレク・エドワーズの体が流れます。マット・コロボフの力強い連打で、デレク・エドワーズがフラフラになっています。一気に勝負を決めたいマット・コロボフは攻撃の手を緩めません。
ところが、1ラウンド残り30秒、マット・コロボフが左ストレートから右フックを狙おうとした瞬間、デレク・エドワーズが右フックのカウンターを叩き込み、マット・コロボフがフラフラと後退します。マット・コロボフは無防備な状態でカウンターの右フックをアゴにもらっちゃいましたね。
どちらもフラフラになる壮絶な1ラウンドが終わり、迎えた2ラウンド残り50秒。マット・コロボフが力強い左ストレートを打ち込み、デレク・エドワーズからダウンを奪います。デレク・エドワーズは1ラウンドのダメージの影響でしょうか?動きが鈍っている印象です。
マット・コロボフのペースで進み、迎えた7ラウンド終了間際、マット・コロボフが再び左ストレートを打ち込み、デレク・エドワーズから2度目のダウンを奪います。最短距離を走る鋭い左ストレートでしたね。完全にマット・コロボフのペースになってきました。
一気に勝負を決めたいマット・コロボフは攻撃を強め、迎えた9ラウンド開始20秒。得意の左ストレートを打ち込み、デレク・エドワーズから3度目のダウンを奪います。次の瞬間、レフェリーがカウントすることなく、試合をストップ。マット・コロボフが9ラウンドTKO勝ちを飾りました。
マット・コロボフが3度のダウンを奪い、デレク・エドワーズを圧倒した試合でしたね。1ラウンドに強烈な右フックのカウンターを浴びた影響で、試合が長引きましたが、トータルで考えると、圧勝だったと思います。ただ、トップ選手と戦った場合は、一発が致命的なダメージになる可能性もあるので、今後の課題が見え隠れした試合だったかもしれませんね。
マット・コロボフ対デレク・エドワーズの試合結果
試合結果 | マット・コロボフが9ラウンドKO勝ち。 |