マット・コロボフとアンディ・リーが空位のミドル級タイトルをかけて12月に激突へ

紆余曲折（うよきょくせつ）の末、決まった王座決定戦はサウスポー対決でした！WBO世界ミドル級ランキング1位のマット・コロボフとランキング4位のアンディ・リーが12月13日（日本時間12月14日）に空位の世界タイトルをかけて王座決定戦を行うことが正式に発表されました。

いやー、待ちに待った王座決定戦がついに決定しましたね。ミドル級は、日本の村田諒太選手が参戦する階級なので、WBO世界ミドル級タイトルの行方に注目していた皆さんもたくさんいらっしゃると思います。全勝のマット・コロボフと長身のアンディ・リー。タイプの違う2人のサウスポーが、悲願の世界タイトル奪取をかけて第3国のアメリカで激突します。

ロシア出身のマット・コロボフは、北京オリンピックに出場した経験を持つアマチュア出身のテクニシャン。着実にキャリアを積み重ね、アンディ・リー戦が初の世界タイトルマッチです。マット・コロボフが全勝のまま世界タイトルを奪取できるかどうかは見どころのひとつですね。

一方、アイルランド出身のアンディ・リーは、長身で懐の深いサウスポー。強豪と熱戦を繰り広げながら、2度目の世界タイトル奪取のチャンスを手にしました。キャリアで2敗していますが、負けたボクサーがフリオ・セサール・チャベス・ジュニアとブライアン・ベラなので、しょうがないですね。ちなみに、ブライアン・ベラには再戦でリベンジしています。

直感は「コロボフに休む時間を与えず、パンチを出し続けることができれば、リーが押し切るんじゃないかな？コロボフは確かにうまいボクサーだけど、リーはコロボフより強いパンチを受けてきたタフな経験があるんで、簡単な相手じゃないよ。コロボフがいかに被弾せず、試合をコントロールできるかで流れが決まりそうだね」です。

マット・コロボフにとっても、アンディ・リーにとっても、めちゃめちゃハードな試合になる予感がするので、ものすごい名勝負になるかもしれませんね。特に、全勝のマット・コロボフが、アンディ・リーの攻撃に耐えきれるか、スタミナ勝負やタフネス勝負に持ち込まれたときに耐え抜けるかはすごく興味深いです。いろんな意味で、目の離せない王座決定戦ですね。