エリスランディ・ララはサウル・アルバレスを撃破してボクシング界の頂点へ進めるか?
決戦の日が「キューバの芸術」の転機となるのでしょうか?WBA世界スーパーウェルター級チャンピオンのエリスランディ・ララが7月12日(日本時間7月13日)にサウル・アルバレスと対戦するビッグマッチの重要性を踏まえながら、サウル・アルバレスの次に狙うビッグネームを激白。持ち前の負けん気の強さを押し出しながら、メガマッチの実現を希望しました。
「今、大事なことは、間違いなく、カネロ(サウル・アルバレス)戦だね。カネロ戦に集中して、トレーニングをすることしか考えてないんだ。でも、どれだけ集中しても、周りの声は聞こえてくるよ。カネロに勝ったら、誰と対戦したい?順位をつけるなら、一番対戦したいボクサーはフロイド・メイウェザーだ。次がミゲール・コット、その次がゲンナディ・ゴロフキンだよ」
「ミドル級の連中は、みんな、ゴロフキンの強打にビビってるんだろ?でも、オレならパンチをもらわないね。当たらなきゃ、どんなに強いパンチも意味がないだろ?ゴロフキンが対戦したいなら、ミドル級へ転向することに何の問題もないよ。ビッグネームに勝ち続けて実力を証明したい。でも、今はカネロに勝つことが最重要だ。7月12日は実力をアピールする絶好のチャンスだね」
【火花散る両雄!エリスランディ・ララ対サウル・アルバレスのプレスツアーです】
キューバ出身のエリスランディ・ララは抜群のテクニックを誇る技巧派のサウスポー。最近は、攻撃的なボクシングにシフトするシーンが目立ち、アメリカで着実にファンを増やしています。メキシコが誇る若きスーパースターのサウル・アルバレス戦は、エリスランディ・ララに足りない「人気」を補うための待ちに待ったビッグマッチです。
そんなこんなで、めちゃめちゃ気合い入りまくりのエリスランディ・ララ。サウル・アルバレス戦は、大きく分けて、2つの展開が考えられると予想しています。ひとつは、エリスランディ・ララが勝ちに徹する展開。もうひとつは、エリスランディ・ララがフィニッシュを狙う展開です。個人的に「ララは後者を狙ってる気がするなあ」と大激闘を激しく期待しています。
キューバ出身のエリスランディ・ララは、ギジェルモ・リゴンドーやユリオルキス・ガンボアの人気が低迷している理由を間近で目にしてきました。そんなこんなで「違い」を見せたいはずです。もちろん、エリスランディ・ララは一撃で相手を沈めるタイプじゃないので、フィニッシュを狙うにしても「ダメージを与えて、与えて、終盤にフィニッシュ!」という展開になると思います。
エリスランディ・ララが過去に対戦したボクサーと比べて、サウル・アルバレスは、一撃のパワーと連打のスピードがワンランク違います。エリスランディ・ララは、サウル・アルバレスの強打を回避しながら、得意の左ストレートでダメージを与え続けることができるでしょうか?サウル・アルバレスの強打を目の前に、エリスランディ・ララが変わらず戦えるか、めっちゃ興味深いです!
もしエリスランディ・ララがサウル・アルバレス戦でファンが熱狂するボクシングを披露することができれば、ビッグネームと連戦できるチャンスは十分にあると思います。アメリカへ亡命し「アウェイの洗練」を受けながら、一歩一歩、頂点へ歩んできた「キューバの芸術」。世界中のボクシングファンが注目するサウル・アルバレス戦は、プロボクサーとしての真価が問われる大一番です!