エリスランディ・ララが若きスーパースターのサウル・アルバレスを挑発
孤高のサウスポーが若きスーパースターと戦う日は訪れるのでしょうか?WBA世界スーパーウェルター級チャンピオンのエリスランディ・ララが絶大な人気を誇るサウル・アルバレスを挑発しながら悲願のビッグマッチ実現を強烈にアピールしました。
「スーパーウェルター級で最強のボクサーは、間違いなく私だよ。私は、カネロ(サウル・アルバレスのニックネーム)が手を焼いたオースティン・トラウトを完璧にコントロールしたんだ。カネロが私より優れていることを証明したいなら、いつでも戦いに応じるよ」
強気のコメントで、ボクシング界の若きスーパースターを挑発したエリスランディ・ララは2013年12月に同じくサウスポーのオースティン・トラウトと対戦。11ラウンドにダウンを奪う快勝で、存在感を強烈にアピールしました。エリスランディ・ララのテクニックが光った試合でしたね。
【オースティン・トラウトからダウンを奪ったエリスランディ・ララの左ストレートです】
ビッグマッチを希望するエリスランディ・ララは、オースティン・トラウト戦の直後、サウル・アルバレスを挑発。フロイド・メイウェザー戦でプロ初黒星を喫した若きスーパースターの再起戦の対戦相手に名乗りをあげました。「負けないボクシング」に徹するエリスランディ・ララに勝つことは並大抵の作業じゃないと思います。テクニックと試合運びのうまさは、ずば抜けています!
逆に言うと、誰もが認める実力者だけに、オースティン・トラウト戦は「あああ、もったいない」と感じました。あと一歩でビッグマッチを実現できるところまで、エリスランディ・ララは足を踏み入れていると思うんですよ。タフなオースティン・トラウトにKO勝ちできていれば、評価がもっともっと高まっていたんじゃないかな?
KO勝ちを飾ったアルフレド・アングロ戦が激闘で、ファンの評価を高めた直後だったので、本当にもったいなかったなあ。ディフェンシブな外国人ボクサーは、アメリカで簡単に受け入れてもらえないので、今後は「いかにKOを狙って、アピールできるか」がカギになりそうですね。KOが増えれば、ビッグマッチを実現できると思うんだけどなあ。