ワシル・ロマチェンコ「プロのキャリアは浅いが、ボクシングに人生を捧げてきた」

アマチュア出身スーパーエリートはプロ2戦目のプロの頂点へ到達できるでしょうか？北京とロンドンでオリンピック2連覇を達成したワシル・ロマチェンコが3月1日（日本時間3月2日）に挑戦するWBO世界フェザー級チャンピオンのオルランド・サリドの印象を交えながら、ボクシング史上初となるプロ2戦目の世界タイトル奪取に向けた意気込みを語りました。

「サリドは経験豊富なベテランだね。私のキャリアで最もタフなボクサーだと思うよ。プレッシャーをかけ続けて、接近戦に持ち込もうとするんじゃないかな？プロ2戦目で世界タイトルへ挑戦することが決まったとき『早すぎる』という声も聞こえてきたけど、私が人生のすべてをボクシングに捧げてきたことを忘れないでほしい。プロの経験が浅いことは確かだけどね」

「サリドのようなファイターに勝つことは私にとって大きな意味があるんだ。アマチュア時代から最強のボクサーと戦うことを夢見てリングに上がり続けた。フェザー級で最もタフなサリドに挑戦する3月1日はボクシングの新しい歴史が誕生する日になるだろう。世界タイトルを獲得して、私がボクシング史に残る優れたボクサーであることを証明するよ」

うわー、あと1週間ですよ！ワシル・ロマチェンコがオルランド・サリドに勝って、プロ2戦目で世界タイトルを獲得した場合「塗り替えられることがないボクシングの世界タイトル奪取最短記録になるんじゃないかな？」と思っています。そんなわけで、ワシル・ロマチェンコがオルランド・サリドに挑戦する3月1日はボクシングファン必見の歴史的な1日になりそうです。

アマチュアボクシングに不勉強な管理人は、ワシル・ロマチェンコがプロに転向するまで「オリンピック2連覇したサウスポーだよね？」くらいの知識しか持ち合わせていませんでした。プロ転向が決まって、皆さんにいろいろと教えてもらいながら、VTRをチェックして「めっちゃうまいやん！しかも、プロ向きじゃない？」と「アマチュア最強」の実力を実感しています。

例えば、ワシル・ロマチェンコと同じサウスポーで、同じくオリンピックを2連覇したギジェルモ・リゴンドーに比べて、ワシル・ロマチェンコは好戦的なボクサーです。「育ちやトレーニングの違いもあると思うんだけど、ロマチェンコのほうがリゴンドーより倒そうとする意識が数倍強い気がする。勝ち続けたら、めちゃくちゃ人気が出るかも」と思っています。

アマチュア通算397戦396勝1敗の信じられないレコードを誇る「アマチュア最強」ワシル・ロマチェンコ。メキシコが誇る「魂のファイター」オルランド・サリドを撃破し、ボクシングの歴史に残る大偉業を成し遂げることができるでしょうか？運命のタイトルマッチまで、あと1週間です！