無念のプロ初黒星!アブネル・マレスが語るジョニー・ゴンサレス戦の裏側
プロ初黒星の舞台裏が明らかになりました!3階級制覇の実績を誇るアブネル・マレスが初黒星となったジョニー・ゴンサレス戦を振り返りながら、無念のストップとなった1ラウンド終了間際のやり取りを赤裸々に語りました。賛否両論となるストップでしたが、軽量級の人気ボクサーはレフェリーの判断を支持しているようです。
「レフェリーから『大丈夫か?私のほうへ歩いてごらん』と言われ、歩み寄ろうとしたんだ。でも、ストップされちゃったね。私は『まだできるよ』と何度も主張したんだ。ダウンを奪われたけど、意識は見た目よりはっきりしていたからね。だから『続けさせてほしい』とお願いした。でも、レフェリーから『これ以上、続けさせることはできない』と言われたんだ」
「ダメージがあったことは間違いないよ。でも、当時は続行できると思ったんだ。1ラウンドに奪われたダウンで、盛り返す時間はたっぷりとあったからね。でも、いま振り返ってみると、レフェリーの判断は正しかったと思うよ。もちろん、続行後の展開は誰にもわからないけど、もっとパンチを浴びて、大きなダメージを負っていた可能性があったことは間違いないよ」
【強打に沈んだアブネル・マレス!めちゃめちゃビックリしたプロ初黒星です】
「レフェリーが批判される記事を目にするたびに、心が痛むんだ。だって、ダウンを奪われた原因は、彼じゃなくて、私にあるからね。レフェリーは最高の仕事をして、私を守ってくれたんだ。彼の判断を心から支持するよ。ファンのみんなもレフェリーの判断を支持してほしい。ボクシングは危険なスポーツで、リングの上は何が起きるか、誰にもわからない場所なんだ」
「ゴンサレス戦で、もっと賢く戦うことを学んだよ。だから、再起戦はパンチをもらわないように気をつけようと思うんだ。大切なことは敗戦から学んだことをリングで表現できるかどうかじゃないかな?世界チャンピオンに返り咲くため、再起戦で復活をアピールしたいね」
無敗の快進撃を続けていたアブネル・マレスは2013年8月、日本のボクシングファンにおなじみのジョニー・ゴンサレスの強打を浴びて、無念の1ラウンドTKO負けを喫してしまいました。アブネル・マレスが2度のダウンを奪われ、プロ初黒星を喫したジョニー・ゴンサレス戦は思わず「うそーん!」と叫んでしまう衝撃的な幕切れでした。1ラウンド決着は全く予想できなかったなあ。
試合後、レフェリーのジャック・リースのストップをめぐって、賛否両論となりました。アブネル・マレスが2度目のダウンを奪われたタイミングが1ラウンド終了間際だったので「続行できたんじゃないか?インターバルで回復できたんじゃないか?」という声も多かったんです。でも、本人が「レフェリーの判断は正しかった」と公式に宣言したことで、一件落着となりました。
個人的に「マレスの対応はオトナだったなあ。マレスが語ったように、リングの上は何が起こるか、わからないもんね。再起戦できっちりと勝って、復活をアピールしてほしい。スーパースターは負けた次の試合が大事だよ」と激しく期待しています。7月12日(日本時間7月13日)にジョナサン・オケンドと激突するアブネル・マレスの再起戦に注目しましょう!