フェザー級10回戦

アブネル・マレスとジョナサン・オケンドの試合内容

衝撃の1ラウンドKO負けから約1年。3階級制覇の実績を誇るアブネル・マレスがリングに戻ってきました！軽量級を代表する人気ボクサーのアブネル・マレスが再起戦で復活をアピールするのでしょうか？それとも、ジョナサン・オケンドが金星を獲得し、悲願の世界タイトル奪取へ向けて突き進むのでしょうか？決戦のゴングが鳴り響きます。

試合は、ガードを高く構えながらプレッシャーをかけるジョナサン・オケンドに対して、再起戦となるアブネル・マレスが距離をキープしながら左ジャブを突き、ジョナサン・オケンドの戦力を分析する展開で始まります。アブネル・マレスは、ディフェンスをめっちゃ大事に戦っていますね。

2ラウンドに入ると、アブネル・マレスが右ストレートを打ち始め、体重を乗せたパンチを叩き込みます。アブネル・マレスは右ストレートだけでなく、左ボディブローも打ち始め、少しずつエンジンがかかってきたようです。ジョナサン・オケンドのパンチの軌道と動きに慣れてきたのかな？

4ラウンドに入ると、ジョナサン・オケンドが攻勢を強め、勝負に出ます。ジョナサン・オケンドは、傾きかけた流れを引き寄せるため、体重を乗せたパンチを打ち込んでいますね。一方、アブネル・マレスは、体を密着させた状態で強烈なボディブローを連打。一進一退の攻防が続いています！

「主導権争いが激しくなってきたなあ」と思っていると、4ラウンド中盤、ロープに追い詰められたジョナサン・オケンドが強烈なアッパーを突き上げます。さらに、ジョナサン・オケンドの頭がアブネル・マレスの目じりに当たり、アブネル・マレスがカットしてしまいます。

ピンチを迎えたアブネル・マレスですが、5ラウンドに入り、自分からプレッシャーをかけ、手数を増やします。アブネル・マレスは得意とする回転の速い連打を多用。ジョナサン・オケンドを手数で後退させ、主導権を簡単に渡しません。さすがは大舞台の経験が豊富なアブネル・マレスです。

終盤は、逆転を目指して勝負に出るジョナサン・オケンドに対して、アブネル・マレスが打ってすぐに離れるボクシングで試合をコントロール。アブネル・マレスが前に出てくるジョナサン・オケンドにパンチを当て、ペースを握ったまま、試合終了のゴングが鳴り響きます。

勝敗は3人のジャッジにゆだねられ、採点の結果、3人のジャッジすべてがアブネル・マレスを支持。3階級制覇の実績を誇るアブネル・マレスがジョナサン・オケンドに10ラウンド判定勝ちを飾り、約1年ぶりの再起戦で勝利を飾りました。

アブネル・マレスが丁寧に距離をキープしながら、ジョナサン・オケンドに決定打を許さなかった試合でしたね。アブネル・マレスの持ち味である回転の速い連打はあまり見られなかったのですが、丁寧に試合をコントロールして、勝利を確実に引き寄せた内容だったと思います。アブネル・マレスが誰が持つ世界タイトルに挑戦するのか、今後の動向に注目しましょう！

アブネル・マレスとジョナサン・オケンドの試合結果