ファン・マヌエル・マルケスが再起戦でマイク・アルバラードと対戦か？

5階級制覇を目指すファン・マヌエル・マルケスの再起ロードが見えてきました！4階級制覇の実績を誇るベテランのファン・マヌエル・マルケスが、前WBO世界スーパーライト級チャンピオンのマイク・アルバラードと5月17日（日本時間5月18日）に対戦する方向で最終交渉に入っていることが明らかになりました。

ファン・マヌエル・マルケス陣営によると、マイク・アルバラード戦の交渉は順調で、大筋で合意しているそうです。ファン・マヌエル・マルケスとマイク・アルバラードの両陣営ともに乗り気で「あとは細かい契約内容を詰めるだけ」なんですって。3月の中旬くらいに発表されるかな？

40歳のファン・マヌエル・マルケスは、2013年10月にWBO世界ウェルター級チャンピオンのティモシー・ブラッドリーに挑戦し、5階級制覇を目指しましたが、無念の判定負けを喫してしまいました。再起戦でマニー・パッキャオと第5戦を行うプランやルスラン・プロボドニコフと対戦するプランが浮上しましたが、最終的に、マイク・アルバラードで落ち着きそうな雰囲気です。

2014年8月に41歳の誕生日を迎えるファン・マヌエル・マルケスは「ビッグマッチより5階級制覇を実現したい」と世界タイトル奪取を優先する方針を打ち出しています。個人的に「アルバラードと再起戦は意外だなあ」と思いましたが、実力者のマイク・アルバラードに勝って、秋以降の5階級制覇に弾みをつけるため、対戦相手を吟味して、万全を期している印象です。

ファン・マヌエル・マルケスが5階級制覇を目指すウェルター級は、ボクシング17階級で世界中の強豪が集結した最激戦区。WBAチャンピオンはマルコス・マイダナ、WBA暫定チャンピオンはキース・サーマン、WBCチャンピオンはフロイド・メイウェザー、IBFチャンピオンはショーン・ポーター、WBOチャンピオンはティモシー・ブラッドリーです。すごいメンバーだなあ。

ファン・マヌエル・マルケスがプロモート契約を結んでいるトップランクに所属するウェルター級チャンピオンは、ティモシー・ブラッドリーただひとりです。そんなわけで、ファン・マヌエル・マルケスのターゲットは、WBO世界ウェルター級タイトルになると予想しています。

ティモシー・ブラッドリーは4月にマニー・パッキャオと再戦することが決まっているので、秋以降、ファン・マヌエル・マルケス対マイク・アルバラードの勝者がティモシー・ブラッドリー対マニー・パッキャオの勝者に挑戦する可能性は十分にありそうですね。

ファン・マヌエル・マルケスと同じくマイク・アルバラードも再起戦です。ルスラン・プロボドニコフのプレッシャーに飲み込まれてしまったマイク・アルバラードですが、ファン・マヌエル・マルケスに勝つことができれば、再び世界タイトル奪取のチャンスを手にすることができそうですね。復活をかけるボクサー同士のサバイバルマッチ。新旧テクニシャン対決が決まるといいなあ。