セルヒオ・マルチネスとミゲール・コットが6月にニューヨークで激突！

中南米を代表する2人のスーパースターが「ボクシングの聖地」で激突です！2階級制覇の実績を誇る超絶テクニシャンのセルヒオ・マルチネスと3階級制覇の実績を誇るミゲール・コットが6月7日（日本時間6月8日）にマジソン・スクエア・ガーデンで対戦することが正式に発表されました。

よいしょ！NOB（熱烈に応援しているボクサー）ランキング1位のミゲール・コットと2位のセルヒオ・マルチネスが激突するファンタスティックなスーパースター対決。ボクシングを観戦して以来、ランキング1位と2位のボクサーが激突する試合は初めてなので、わき上がってくるヘンテコリンなテンションの上昇にどうやって対処していいのか、よくわかんない状況です。

セルヒオ・マルチネス対ミゲール・コットは、WBC世界ミドル級タイトルマッチとして「ボクシングの聖地」マジソン・スクエア・ガーデンで行われます。セルヒオ・マルチネス対ミゲール・コットが正式決定した瞬間「すばらしすぎる！伝説として、語り継がれる準備は完璧だよ。神聖な気持ちで、夢の頂上対決を観戦しよう」と激しく感動してしまいました。

WBC世界ミドル級チャンピオンに君臨するアルゼンチン出身のセルヒオ・マルチネスは、世界を転戦しながらボクシング界の頂点へ駆け上がった最もエレガントなサウスポー。攻撃的なカウンターが最大の魅力で「エサをまき、おびき寄せて、ウェルカム！」の流れがめちゃくちゃ美しいです！

一方、4階級制覇を目指してミドル級へ参戦するプエルトリコ出身のミゲール・コットは世界の頂点で激闘を繰り広げてきた「カリブの英雄」。強豪と戦い続けながら、人気と実績を積み重ねてきたスーパースターです。体のサイズやリーチ、身体能力だけを考えると、決して恵まれているわけじゃないと思うのですが、断固たる決意を持って戦う姿がめちゃめちゃ美しいんですよ。

セルヒオ・マルチネスもミゲール・コットも本来はもっとディフェンスを大事に戦うボクサーです。でも、どちらもアメリカで成功するため、少しずつスタイルを変えながら、攻撃的なボクシングへシフトして「マルチネスだけの、コットだけのボクシング」を確立しました。

攻撃へシフトしたことで、被弾するシーンが増えたことは間違いありません。「パンチをもらうシーンが増えた。むかしは、もっときれいな顔で勝っていた」と指摘される回数も少なくありません。でも、セルヒオ・マルチネスとミゲール・コットは攻撃へシフトすることをやめませんでした。明確な意識革命と強い信念で、スーパースターの道を切り開き、扉を開いたのです。

2014年6月、2人の外国人ボクサーがアメリカのマジソン・スクエア・ガーデンで激突します。アルゼンチンが生んだ「驚異の男」セルヒオ・マルチネス。プエルトリコが誇る「名勝負製造機」ミゲール・コット。「ボクシングの聖地」で光り輝く「美しきボクサー」はどちらでしょうか？ボクシングの美学が詰まった両雄の激突が、いつまでも語り継がれる名勝負になりますように。