セルヒオ・マルチネスが現役続行を希望!ミゲール・コット戦の汚名を返上できるか?
39歳のテクニシャンがリングで戦い続けることを希望です!現役続行か、引退か、動向が注目されていたセルヒオ・マルチネスが、現役続行を希望するコメントを発表。2014年6月のミゲール・コット戦で衝撃のTKO負けを喫したベテランの熱い気持ちが伝わってきます!
「コット戦は、私にとっても、応援してくれるファンのみんなにとっても、不本意な結果になってしまった。キャリアで最悪の負けだよ。9月にドクターの診察を受けることになっていて、健康に問題がなく、体が今までと同じように動くなら、プロボクサーとして再びリングに上がりたい。ひどい負け方をしたまま、リングにサヨナラを告げることなんて無理だよ。完全燃焼したいんだ」
うそーん!セルヒオ・マルチネスが現役続行を希望するコメントを発表し、めちゃめちゃ驚きました。正直なところ「コット戦のコンディションを考えると、さすがに現役続行は難しい気がする。できれば、もう打たれる姿を見たくないよ」と思っていたので、いやー、完全に想定外でした。
【イジメやDVの撲滅活動に尽力しているセルヒオ・マルチネスの熱いコメントです】
WBC世界ミドル級チャンピオンに君臨していたサウスポーのセルヒオ・マルチネスは2014年6月にミゲール・コットと対戦。スーパーウェルター級から転向してきたミゲール・コットに対して、パワー、スピード、テクニック、フィジカルのすべてで圧倒されてしまいました。1ラウンドに3度のダウンを奪われ、持ち味のクイックネスを発揮できない切なすぎる王座陥落でしたね。
ミゲール・コット戦のあと、セルヒオ・マルチネスのアドバイザーを務めるサンプトン・ルウコウィッチが「マルチネスはしばらくリングを離れ、将来の決断をすることになる。体が戦うことを許してくれるか、精神的に戦える状態かを把握することが大切だ。ファイトマネーのためにリングに上がることはもうないだろう」と発表し、去就が注目されていました。
セルヒオ・マルチネスの熱い気持ちは消えていませんでしたね。今後は9月13日(日本時間9月14日)にフロイド・メイウェザーと再戦するマルコス・マイダナの練習をサポートしながら、ドクターの診察を受け、現役を続けることができるかどうかを見極めるそうです。なお、コンディションに問題がある場合は「引退を真剣に考えることになる」と発表しています。
セルヒオ・マルチネスの「現役続行か、引退か」の判断が正しいかどうかは結果論になってしまうので、判断する時点でわからないのですが、大ファンだけに「もう一度、マルチネスの勇姿を観戦したい気持ちはあるけど、大丈夫かな?めちゃめちゃ心配だなあ」が本音です。でも、セルヒオ・マルチネス本人がカムバックを希望するなら、決断をリスペクトして応援したいなあ。