岐路に立つアルゼンチンの王様!セルヒオ・マルチネス陣営が長期休養を宣言
完敗を喫した「アルゼンチンの王様」は引退してしまうのでしょうか?無念のTKO負けで王座から陥落した39歳のセルヒオ・マルチネス。アドバイザーを務めるサンプソン・ルウコウィッチが、セルヒオ・マルチネスにボクシングを続けるかどうかを熟考する時間を与えることを宣言しました。引退に含みを持たせた長期休養です。
「幸いなことに大きなケガは鼻の骨折だけだったよ。でも、再び戦えるコンディションかどうかを確認するため、マルチネスに時間を与えてあげたい。ファンのみんながマルチネスを愛していることは知っているが、彼がお金のために戦うことはもうないだろう。体が戦うことを許してくれるか、精神的に戦える状態かを把握することが大切だ。いずれにしても、簡単な決断じゃないよ」
「もしマルチネスが引退を決断するなら、輝かしいキャリアに有終の美を飾るサポートをしたい。アルゼンチンで引退試合を希望するなら、全力でサポートするよ。マルチネスは一緒に戦ってきた仲間であり、友人だ。彼がどんな決断をするにせよ、彼の希望や夢が実現するよう、全力で応援したい。マルチネスは、みんなのサポートを受けることに値する偉大なボクサーだよ」
【世界を魅了した「最もエレガントなサウスポー」セルヒオ・マルチネスのカウンターです】
あああ、またまた切なさがこみ上げてきました。1年1か月ぶりにリングに戻ってきた「アルゼンチンの王様」セルヒオ・マルチネス。しかし、4階級制覇を目指す「カリブの英雄」ミゲール・コットの強打を浴び、本来のボクシングをさせてもらえないまま、無念のTKO負けを喫してしまいました。サンプソン・ルウコウィッチのコメントから推測すると、引退しちゃうのかな?
管理人は、セルヒオ・マルチネスとミゲール・コットの熱烈なファンで、試合前「できれば、どっちもリングに沈んでほしくないなあ。12ラウンド、一進一退の攻防が続く大熱戦になったら最高だなあ」と期待していました。でも、セルヒオ・マルチネスが本来の輝きを放った時間は1秒もなかったかもしれません。夢のスーパースター対決が突きつけた残酷な現実でした。
試合後、セルヒオ・マルチネスは「手術をしたヒザは全く問題なかった」と主張。「問題は、体が思うように反応しなかったことだよ」とサンプソン・ルウコウィッチに伝えたそうです。大ファンなので、認めることがめちゃめちゃ切ないのですが、セルヒオ・マルチネスの全盛期と比較すると、別人のようなボクシングでした。本来の躍動感を全く感じることができませんでした。
もちろん、1試合だけで、すべてを判断することはできません。でも、フィジカルとメンタルのコンディション、39歳の年齢を考えると、セルヒオ・マルチネスがリングを離れる日は、いずれにしても、遠くないのかもしれません。応援しているスーパースターが負ける瞬間って、本当に胸が痛いなあ。続行か?引退か?世界を魅了したセルヒオ・マルチネスの決断はいかに?