ミドル級8回戦
WBC世界ミドル級24位 | 村田諒太(日本) 戦績:2戦全勝2KO |
元WBCラテン スーパーウェルター級王者 |
カルロス・ナシメント(ブラジル) 戦績:31戦28勝22KO3敗 |
村田諒太選手とカルロス・ナシメントの試合内容
ロンドン五輪で金メダルを獲得した村田諒太選手が中国のマカオでカルロス・ナシメントと激突する注目の海外試合。村田諒太選手を含めて、オリンピックで金メダルを獲得した3人のボクサーが登場する楽しみなイベントです。ソチ五輪を意識したマッチメイクですね。
試合は、ガードを固めて距離を詰め、右フックを打ち込もうとするカルロス・ナシメントに対して、村田諒太選手が上半身を振りながら左右にポジションを変え、積極的に左ジャブを突く展開で始まります。村田諒太選手がリズムを大切にしながら戦っている印象です。
「おおお、いい感じ!プロ2戦目のデイブ・ピーターソン戦と比べて、自分のリズムで戦うことを意識した立ち上がりだね。左ジャブがめちゃめちゃ有効だよ。ナシメントの強打を丁寧にブロックできれば、主導権を奪えそうだぞ」と村田諒太選手に拍手を送る管理人。村田諒太選手の「静かに、確実に、獲物を仕留めようとするプロセス」がめっちゃ印象的な立ち上がりです。
2ラウンドに入ると、村田諒太選手がプレッシャーを強め、積極的にワンツーを打ち込みます。一方、カルロス・ナシメントもワンツーから左ボディブローで応戦しますが、村田諒太選手がカルロス・ナシメントのパンチを完璧にブロック。逆に、強烈なボディブローを叩き込みます!
「ナシメントはボディで村田選手のガードを下げて、顔面にパンチを打ち込みたいと思うんだけど、村田選手が絶妙な予測とブロッキングで突破口を与えない理想的な展開だよ。ディフェンスの差が思い切り出ちゃってるなあ」と村田諒太選手の優れたディフェンス技術を実感する管理人。村田諒太選手がカルロス・ナシメントを完璧にコントロールしています。
村田諒太選手が主導権を握り、迎えた3ラウンド残り1分。村田諒太選手の右アッパーがカルロス・ナシメントのアゴを直撃!カルロス・ナシメントがヨロヨロとロープへ後退します。一気に攻撃にシフトした村田諒太選手は顔面とボディにパンチを打ち分け、左フックでダウンを奪います。
4ラウンドに入ると、ダウンを奪われたカルロス・ナシメントがパンチを打ちながら、プレッシャーをかけようとしますが、村田諒太選手が距離を取って反撃を回避し、4ラウンド30秒、攻撃へシフト!カルロス・ナシメントをロープに詰めて、力強いコンビネーションを上下に打ち込みます。
最後は、カルロス・ナシメントがロープにもたれかかり、防戦一方になったところで、レフェリーが試合をストップ。オリンピック金メダリストの村田諒太選手が世界タイトル挑戦の経験を持つベテランのカルロス・ナシメントに4ラウンドTKO勝ちを飾りました。
村田諒太選手がカルロス・ナシメントを真っ向から圧倒した試合でしたね。村田諒太選手の「見据える未来」が伝わってくる戦いぶりに「進化と目標をリングで体現した完璧な内容じゃないかな?意識の高さが、加速度的な進化につながっているんだろうなあ」とめちゃめちゃうれしくなりました。「プロボクサー」村田諒太選手の「すばらしい」が凝縮したプロ3戦目でした。
村田諒太選手とカルロス・ナシメントの試合結果
試合結果 | 村田諒太選手が4ラウンドTKO勝ち。プロデビューから3連続KO勝利を飾りました。 |