フレディ・ローチが将来のミゲール・コット対ゲンナディ・ゴロフキンを明言

世界で最も有名なトレーナーがミドル級の人気ボクサー対決を明言です！数々の世界チャンピオンを指導するトレーナーのフレディ・ローチが4階級制覇の実績を誇るミゲール・コットと全勝の快進撃を続けるゲンナディ・ゴロフキンの将来的な対戦を明言。激戦区ミドル級の頂点に君臨する両雄の王座統一を「避けることができないビッグマッチ」と位置づけました。

「コットがゴロフキンから逃げているという意見があるけど、明らかな間違いだね。コットはまだミドル級で1試合しか戦っていない。ゴロフキンと戦う前に、もう少しミドル級に慣れる必要があるだけだよ。コットはゴロフキンから逃げたりしない。近い将来、必ずコット対ゴロフキンが実現するよ。避けることができない人気ボクサー対決、チャンピオン対決だね」

「何度も言っているように、次戦の第一希望はカネロ（サウル・アルバレス）だよ。コットもカネロと戦いたがっているんだ。ぜひ実現できるといいね。カネロに勝ったら、次はゴロフキンだ。コット対ゴロフキンは本当に楽しみだね。ゴロフキンが有利？セルヒオ・マルチネス戦も同じ予想をしていたファンや関係者が多かったね。コットを甘く見ないほうがいいよ」

いやー、すばらしい！ミゲール・コット対ゲンナディ・ゴロフキンが実現すれば、マジソン・スクエア・ガーデンが揺れますね。絶対に観戦したい！ミゲール・コットと言えば、フロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオの2大スーパースターをはじめ、各階級で「最強」と呼ばれるボクサーと実際にリングで決着をつけてきた「有言実行のスーパースター」です。

2014年6月、4階級制覇を目指してミドル級へ転向し、当時のWBCチャンピオンだったセルヒオ・マルチネスに挑戦。ミゲール・コットを熱烈に応援している管理人も大多数のファンやメディアと同じく「マルチネスに勝つことは無理じゃないかな？体格差がありすぎるもん。うーん、コットの顔面が腫れ上がっちゃうイメージが頭を離れない」と「絶対的に不利」と予想していました。

ところがどっこい、試合が始まってみると、全く予想できなかった光景の連続でした。ミゲール・コットはファイタースタイルでもボクサースタイルでも戦える幅の広さが魅力のボクサーですが、ファンからKO勝ちを期待されるスーパースターなので、最近は、ファイタースタイルで戦う試合が圧倒的に多かったです。KOを狙いすぎて、バランスがおかしい試合も増えていました。

でも、セルヒオ・マルチネス戦は、序盤からフットワークを使って、美しいリズムと躍動感のあるボクシングで勝負していました。試合を観戦しながら「体格で明らかに不利な条件が、逆に、コットの強みを引き出したのかもしれないね。本来は打たせずに打つボクシングができるボクサーだもん。マルチネス戦は体のキレが尋常（じんじょう）じゃなかったよ」と感じた快勝でした。

管理人はミゲール・コットの大ファンですが、ミゲール・コット対ゲンナディ・ゴロフキンに限れば「ゴロフキンの有利は動かない気がする」が直感です。でも、ミゲール・コットがアウトボクシングに徹する要素がそろっているので「序盤を乗り切れば、チャンスはあるよ。コットの左右のフットワークと左フックがカギになりそうだなあ」という期待感がありますね。

フレディ・ローチが語ったように、ミゲール・コットとゲンナディ・ゴロフキンがミドル級のタイトル防衛を続ければ、両雄の対戦は避けられないと思います。ミゲール・コットを復活に導いたフレディ・ローチは本当にすごいなあ。セルヒオ・マルチネスとゲンナディ・ゴロフキンを連破したら、とんでもない最終章ですよ。絶対に観戦したいドリームマッチです！