深まる因縁！フレディ・ローチがティモシー・ブラッドリーを認めない理由とは？

世界屈指の名伯楽がライバルに強烈な「口撃」です！マニー・パッキャオのトレーナーを務めるフレディ・ローチが4月12日（日本時間4月13日）に再戦するティモシー・ブラッドリーの印象を質問され、本音を告白。ティモシー・ブラッドリーに対する不満を隠さずに語りました。

「まず、ブラッドリーは2つの大きな間違いに気が付いていない。彼は『パッキャオは闘争本能を失った。復活に期待しないほうがいい』と複数のメディアに語っているけど、注目してもらいたいだけの発言としか思えない。パッキャオのパンチとフットワークのスピードは健在だよ。パワーに限って言えば、過去最高と言ってもいい。まあ、リングで体感することになるけどね」

「もうひとつ言わせてもらうと『初戦で足を痛めていた。でも、勝ったんだ』という発言にうんざりだね。ブラッドリーは試合中にパッキャオの攻撃が原因で足を痛めたんだ。試合中にパンチを受けたボクサーが『顔面をケガした。だから、本調子じゃなかった』なんて言い訳しないだろ？ブラッドリーはスーパースターとして認められたいなら、恥ずかしい言い訳をすぐにやめたほうがいい」

フレディ・ローチがフルスロットルで毒舌を連発したことが、ティモシー・ブラッドリーに負けた初戦の因縁の深さを物語っていると思います。フレディ・ローチの愛弟子のマニー・パッキャオは「言い訳を嫌うボクサー」の代表格。そんなこんなで、マニー・パッキャオに対するリスペクトを欠いたティモシー・ブラッドリーの発言が余計に頭にくるのかもしれませんね。

しかも、今回の再戦に向けて、ティモシー・ブラッドリーが「初戦は、両足を痛めていたけど、勝ったんだ。再戦は、もっと楽に勝てるよ」と強気の発言で挑発して、フレディ・ローチの怒りをあおっているんですよ。我慢していたフレディ・ローチも堪忍袋の緒が切れちゃいましたね。

「パッキャオは、今回の再戦でブラッドリーを打ち倒すことが因縁に決着をつける唯一の方法だってことをよく理解しているよ。初戦と同じように、簡単な試合になるはずだ。今回は、足を痛めないことを祈るよ。足を痛めると、お得意の『逃げ回るボクシング』ができないだろ？おしゃべりに付き合う時間はおしまいだ。パッキャオが世界チャンピオンに返り咲く時間だからね」

初戦で「10ポイントは取っていたはずだ」と主張し、不可解な判定負けを喫したマニー・パッキャオを擁護（ようご）したフレディ・ローチ。ボクシング界に革命を起こした「最強の師弟コンビ」は、ティモシー・ブラッドリーを撃破し、深まる因縁に終止符を打つことができるでしょうか？マニー・パッキャオを頂点へ導いた「マスター・ローチ」の作戦に注目です！