ゲイリーラッセルがWBOのワシル・ロマチェンコ戦の決定に不満を表明
全勝サウスポーはWBOの決定がお気に召さないようです!WBO世界フェザー級ランキング1位のゲイリー・ラッセルが6月21日(日本時間6月22日)に開催される王座決定戦でランキング4位のワシル・ロマチェンコと対戦することを決定したWBOに不満を表明しました。
「空位のWBO世界フェザー級タイトルに挑戦できることは、すごくうれしいよ。でも、ランキング1位と4位の王座決定戦を決めたWBOを支持することはできないね。王座決定戦は、ランキング上位のボクサーが空位のタイトルをかけて激突するものだろ?しかも、ロマチェンコは直前の試合でオルランド・サリドの世界タイトルに挑戦して負けているんだ。ランキングの意味がないよ」
「ロマチェンコを出場させるように、大きな圧力があったんじゃないかな?2位と3位のボクサーが王座決定戦に出場できないなんて、全くフェアじゃないよ。でも、決まったことだから、試合に集中するだけだ。ロマチェンコに私を倒せる技術や経験があるとは思わない。ロマチェンコはファイターが苦手なんだろ?だったら、ガンガン攻め込んで、ヤツのキャリアを終わらせるよ」
【全勝のサウスポー!ゲイリーラッセルのインタビューです】
ゲイリー・ラッセル、めっちゃご立腹じゃないですか!WBO世界フェザー級の1位にランクされるゲイリー・ラッセルと4位にランクされるワシル・ロマチェンコは、どちらもサウスポーで、アマチュア出身のエリートです。オリンピック2連覇を達成したワシル・ロマチェンコに対して、ゲイリー・ラッセルは代表に選ばれながら、体調不良で試合に出場することができませんでした。
アマチュア時代の経歴を教えてもらうだけで「たまらない因縁だなあ」とテンションが上がってしまうのですが、WBOがランキング1位のゲイリー・ラッセルと4位のワシル・ロマチェンコの王座決定戦を決めたことで、さあ大変。ファンの間でも、WBOの決定をめぐって、議論がヒートアップしています。ちなみに、WBOが対戦を決定した3月のワシル・ロマチェンコのランキングは5位でした。
ゲイリー・ラッセルが主張するように、管理人も王座決定戦はランキング上位のボクサーが対戦するべきだと思います。ランキングの意味がなくなっちゃいますもんね。ただし、前回のタイトルマッチで敗れたワシル・ロマチェンコにも気の毒な部分があって、オルランド・サリドが体重超過だったんです。WBOもフェアな戦いじゃなかったプロ初黒星を配慮したのかもしれませんね。
賛否両論は避けられないと思いますが、もう決まっちゃった対戦カードなので、あとは、リングでどんな答えが出るのかを楽しみにサウスポー対決を観戦したいと思います。ゲイリー・ラッセルは本当にファイタースタイルで勝負するのかな?ゲイリー・ラッセルがどんな作戦で「アマチュア最強」のワシル・ロマチェンコを封じ込めようとするのか、めちゃめちゃ楽しみです!