スーパーミドル級12回戦
元WBA世界 ミドル級チャンピオン |
フェリックス・シュトルム(ドイツ) 戦績:46戦39勝18KO4敗2分1無効試合 |
前WBO世界スーパー ミドル級チャンピオン |
ロバート・スティーグリッツ(ドイツ・ロシア出身) 戦績:51戦47勝27KO4敗 |
フェリックス・シュトルム対ロバート・スティーグリッツの試合内容
ミドル級で4度の世界タイトル獲得を果たしているフェリックス・シュトルムとスーパーミドル級で2度の世界タイトル奪取に成功しているロバート・スティーグリッツが激突する注目のノンタイトルマッチ。スーパーミドル級を参入した難敵のフェリックス・シュトルムはロバート・スティーグリッツを撃破し、2階級制覇へ向けた好スタートを切ることができるでしょうか?
試合は、強烈なプレッシャーをかけながらパワフルな右フックを打ち込むロバート・スティーグリッツに対して、フェリックス・シュトルムがガードを固めながら力強い右フックで応戦する展開で始まります。ロバート・スティーグリッツは体力で押し切る作戦を選んできましたね。
「スティーグリッツのプレッシャーがすごいなあ。でも、シュトルムも冷静に応戦しているよ。手数の多い我慢比べになりそうな展開だね」と立ち上がりの攻防に大きな拍手を送る管理人。もともとスーパーミドル級で戦っているロバート・スティーグリッツのほうが、体がひと回りくらい大きいと思いますが、フェリックス・シュトルムもフィジカルは強いですね。
2ラウンドに入ると、フェリックス・シュトルムが、プレッシャーをかけてくるロバート・スティーグリッツを押し返すため、自分から強いパンチを打ち込む作戦に変更。フェリックス・シュトルムとロバート・スティーグリッツがお互いのパンチが届く距離で、強いパンチを交換する展開が続きます。どちらも強烈なパンチがあたっていますね。
序盤は、ロバート・スティーグリッツがプレッシャーをかけ、フェリックス・シュトルムが応戦する展開が続き、迎えた5ラウンド。フェリックス・シュトルムが右アッパーを使い始め、ロバート・スティーグリッツの前進を止めようとします。しかし、ロバート・スティーグリッツは被弾しながらも前進。上下に強いパンチを打ち込んで、簡単に主導権を渡しません。
6ラウンドに入ると、フェリックス・シュトルムがボディブローを連打。ロバート・スティーグリッツも負けじとボディブローを打ち込み、もうすごい我慢比べが続きます。序盤は、猛然とプレッシャーをかけていたロバート・スティーグリッツですが、6ラウンドから少しずつ距離を撮り始めました。逆に、フェリックス・シュトルムは手数を増やして流れを引き寄せようとしています。
終盤も壮絶な我慢比べが続き、迎えた最終ラウンド。ロバート・スティーグリッツとフェリックス・シュトルムのどちらも強烈なパンチを浴びせ、両雄がフラフラになります。しかし、どちらも最後まで耐え抜き、試合終了のゴング。ドイツを主戦場にする両雄の大激闘の勝敗は、3人のジャッジにゆだねられます。
採点の結果、1人がロバート・スティーグリッツ、1人がフェリックス・シュトルム、1人がドロー。ロバート・スティーグリッツとフェリックス・シュトルムが死力を尽くした大激闘は、三者三様の引き分けに終わりました。いやー、両雄に大きな拍手を送りたい大熱戦でしたね。どちらも一歩も引かない展開が12ラウンド続く、すさまじい名勝負でした!
フェリックス・シュトルム対ロバート・スティーグリッツの試合結果
試合結果 | 三者三様の引き分け。 【公式ジャッジの採点結果】
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