ブライアン・ベラ「チャベス・ジュニア再戦は『2度目の勝利』を目指して全力で戦う」
因縁の再戦はさらなるビッグマッチの架け橋となるのでしょうか?悲願の世界タイトル奪取を目指すブライアン・ベラが3月1日(日本時間3月2日)に再戦で激突するフリオ・セサール・チャベス・ジュニアの対策とリベンジに向けた意気込みを力強く語りました。
「チャベス・ジュニアのパワーを想定して、ヘビー級のボクサーとスパーリングを重ねてきたんだ。初戦は不本意な結果に終わってしまったけど、みんなが『ベラが勝っていた』と言ってくれたことはすごく大きな意味があったね。みんなのおかげで再戦のチャンスをもらえたんだ。再戦は応援してくれるファンの期待に応えるためにも『2度目の勝利』を目指して全力で戦うよ」
「初戦の出来は良かったと思う。私のほうが手数もヒット数も上回っていたからね。でも、完全決着をつけたいなら、再戦でもっと良い戦いをしないといけないことも事実だ。トレーニングは順調で、リングでハードに戦う準備ができている。チャベス・ジュニアと『真剣勝負』で決着をつけたい。打撃戦に持ち込んで、試合後に、私の手があげられることを祈ってるよ」
【フリオ・セサール・チャベス・ジュニアとブライアン・ベラの再戦のプロモです】
ブライアン・ベラ、気合い入りまくりです!ブライアン・ベラ対フリオ・セサール・チャベス・ジュニアの初戦は2013年9月に行われ、10ラウンド判定の末、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアが勝利。でも、ブライアン・ベラの勝利を支持する声が多く、直接の再戦で決着をつけることになりました。
ブライアン・ベラ対フリオ・セサール・チャベス・ジュニアの初戦は、大まかに言うと、前半がブライアン・ベラ、後半がフリオ・セサール・チャベス・ジュニアのペースで進みました。スロースターターのフリオ・セサール・チャベス・ジュニアに対して、ブライアン・ベラが理想的な立ち上がりで主導権を奪ったのですが、ラウンドが進むにつれて、まともに被弾するシーンが増えました。
初戦のブライアン・ベラの攻撃は、本人も語っているように、すばらしかったと思います。めちゃくちゃタフなフリオ・セサール・チャベス・ジュニアがブライアン・ベラのパンチ、特にボディブローを露骨に嫌がっていましたもんね。パワーこそ、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアが一枚上手ですが、ブライアン・ベラも深いダメージを与える攻撃力を持っています。
そんなわけで、再戦は「ベラがチャベス・ジュニアのパンチをどうやって回避して攻撃につなげるのかな?」に注目したいです。真っ正面からのタフネス勝負になると、ブライアン・ベラにとって厳しい展開になると思うんですけど、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアは決してディフェンスが巧みなボクサーじゃないので、パンチを出せば手応えのあるクリーンヒットを奪えるはずです。
ブライアン・ベラは力強いパンチを打ち込んで試合を有利に進めるため、被弾を最小限に抑えて、できるだけ元気な状態を長く保ちたいですね。ブライアン・ベラは過去に何度も厳しい戦いを乗り越えてきたボクサーなので、我慢比べに持ち込むことができれば、フリオ・セサール・チャベス・ジュニアを「アリ地獄」に引きずり込むことができる可能性は十分にあると期待しています。
無念の判定負けから5か月。ブライアン・ベラは人気ボクサーのフリオ・セサール・チャベス・ジュニアに「2度目の勝利」を飾り、さらなるビッグマッチへ駒を進めることができるでしょうか?再戦は序盤からガチガチの打ち合いになる可能性もあるので、立ち上がりから目が離せませんよ!