フライ級10回戦
元2階級制覇チャンピオン | ブライアン・ビロリア(アメリカ) 戦績:39戦33勝19KO4敗2無効試合 |
元WBC米大陸 ミニマム級チャンピオン |
ホセ・アルフレド・スニガ(メキシコ) 戦績:17戦11勝5KO5敗1分 |
ブライアン・ビロリア対ホセ・アルフレド・スニガの試合内容
ライトフライ級、フライ級で2階級制覇を達成したブライアン・ビロリアが2度目の登場とする中国のマカオでホセ・アルフレド・スニガと激突します。2013年4月、初登場となったマカオで世界タイトルを失ったブライアン・ビロリア。因縁のマカオで王座返り咲きの足がかりをつかめるでしょうか?
試合は、左ジャブを突きながら距離を詰め、プレッシャーをかけるブライアン・ビロリアに対して、ホセ・アルフレド・スニガが距離をキープしながらカウンターで応戦する展開で始まります。立ち上がりは、どちらもディフェンスを大事に戦っている印象です。
2ラウンドに入ると、ブライアン・ビロリアがプレッシャーを強め、力を入れたパンチを上下に打ち分けます。「スニガはめちゃめちゃプレッシャーを感じているね。パンチで押し返そうとしているけど、ちょっと腰が引けてるみたい。逆に、ビロリアはパンチに体重が乗ってきたみたい」と序盤の主導権争いに注目する管理人。試合が進むにつれて、お互いの手数が増えてきましたね。
5ラウンドに入ると、ホセ・アルフレド・スニガが距離を詰めて、接近戦で勝負します。ブライアン・ビロリアも真っ向から応戦。お互いが体を密着させた状態の打ち合いが続きます。一撃の破壊力はブライアン・ビロリアが一枚も二枚も上回っている印象ですが、ホセ・アルフレド・スニガもパンチの角度を変えながら、必死に応戦しようとしていますね。
「中盤の勝負どころだよ。スニガはパンチをまとめることができると、ビロリアがもっとディフェンスを意識すると思うんだけどなあ。単発のパワー勝負はできれば避けたいね」と思っていると、5ラウンド中盤、ブライアン・ビロリアが強烈な左ボディブローを肝臓に叩き込み、ホセ・アルフレド・スニガがダウン。苦痛に顔をゆがめながら、リングにヒザを突きます。
「痛い!完璧な左ボディブローだよ」とブライアン・ビロリアに大きな拍手を送る管理人。強烈なボディブローをもらってしまったホセ・アルフレド・スニガは試合を続行することができず、勝負あり。ブライアン・ビロリアが5ラウンドKO勝ちを飾り、マカオ初勝利を手にしました。
ブライアン・ビロリアが因縁のマカオで悪夢を払しょくする完璧な勝利を飾りましたね。ホセ・アルフレド・スニガの「何とかしたい」という気持ちも見えた試合でしたが、率直に言うと、両雄の実力差がストレートに反映された試合内容だったと思います。ブライアン・ビロリアの破壊力を改めて知ることができた圧巻のKO劇でした。すごい左ボディブローだったなあ。
ブライアン・ビロリア対ホセ・アルフレド・スニガの試合結果
試合結果 | ブライアン・ビロリアが5ラウンドKO勝ち。 |