ヘビー級10回戦
WBC世界ヘビー級1位 | デオンテイ・ワイルダー(アメリカ) 戦績:31戦全勝31KO |
元WBCカリブ ヘビー級チャンピオン |
ジェイソン・ギャバーン(アメリカ) 戦績:44戦25勝11KO15敗4分 |
デオンテイ・ワイルダー対ジェイソン・ギャバーンの試合内容
全勝全KOのパーフェクトな記録を続けるデオンテイ・ワイルダーが、ベテランのジェイソン・ギャバーンと激突するヘビー級ノンタイトルマッチ。WBC世界ヘビー級1位にランクされる次期挑戦者のデオンテイ・ワイルダーは、ジェイソン・ギャバーンを撃破して、悲願の世界タイトル奪取へ弾みをつけることができるでしょうか?
試合は、中間距離から左ジャブを突きながら得意の右ストレートを打ち込むタイミングを狙う全勝のデオンテイ・ワイルダーに対して、ベテランのジェイソン・ギャバーンが思いきりよく飛び込んで左右のフックを打ち込む展開で始まります。ジェイソン・ギャバーンは上半身を振りながら的を絞らせず、体重を乗せたパンチを思いきり打ち込んでいますね。
「ギャバーンのボクシングは古き良きヘビー級のボクシングだね。ワイルダーを相手に思いきりよく飛び込めるボクサーは、あまりいないんで、おもしろい展開になるかもしれないなあ。距離が全然違うけど、パンチが当たりそうな雰囲気はゼロじゃないよ」と興味津々の管理人。デオンテイ・ワイルダーがジェイソン・ギャバーンのパンチを警戒して慎重に戦っていますね。
【Photo:Showtime】
左ジャブを中心に組み立て、少しずつダメージを与えるデオンテイ・ワイルダーは、ジワリジワリとジェイソン・ギャバーンにプレッシャーをかけ、迎えた3ラウンド残り40秒。右ストレートをテンプルへ叩き込み、ダウンを奪います。タフなジェイソン・ギャバーンはダウンからすぐに立ち上がりましたが、ダメージが蓄積してきた印象です。
「ギャバーンは立ち上がりから捨て身で攻撃を仕掛けた反動で、ダメージの蓄積とスタミナ切れの両面で苦しそうだね。ジリ貧になる前に、もう一度、勝負できるといいんだけどなあ」とジェイソン・ギャバーンの状態を確認する管理人。ダウンを奪われたジェイソン・ギャバーンは必死に攻めようとしますが、4ラウンド1分すぎ、再び右ストレートを浴びてダウンを奪われてしまいます。
「いやー、ギャバーンはめちゃめちゃ苦しくなってきたなあ。ワイルダーは狙えば、KOできそうだね」と思っていると、4ラウンド終了後、ジェイソン・ギャバーンがギブアップして、勝負あり。デオンテイ・ワイルダーがジェイソン・ギャバーンに4ラウンド終了TKO勝ちを飾り、プロデビューからの連勝を32に伸ばしました。しかも、32連続KOです!
デオンテイ・ワイルダーが、パワー、テクニック、スピードのすべてで、ジェイソン・ギャバーンを圧倒した試合でしたね。デオンテイ・ワイルダーは、調整の意味合いが強いテストマッチで、タフなジェイソン・ギャバーンを相手にいろいろと試していた印象です。WBC世界ヘビー級チャンピオンのバーメイン・スティバーンに挑戦する日がますます楽しみになる全勝ホープのKO劇でした。
デオンテイ・ワイルダー対ジェイソン・ギャバーンの試合結果
試合結果 | デオンテイ・ワイルダーが4ラウンド終了TKO勝ち。32連続KO勝利を飾りました。 |