ビッグマッチが期待される八重樫東選手の手数とフットワークに注目したい大一番
WBC世界フライ級チャンピオンの八重樫東選手が、初の世界タイトル挑戦に燃えるオディロン・サレタを迎える3度目の防衛戦まで、12時間を切りました！将来のビッグマッチが期待される八重樫東選手がメキシカンのオディロン・サレタを相手にどんなボクシングを披露してくれるのか、めちゃめちゃ楽しみなです。
八重樫東選手が対戦するオディロン・サレタは、簡単に言うと「正統派のボクサー」です。ポジションを変えながら左ジャブを突いて、チャンスがあれば、右ストレートと左フックを狙う基本に忠実なボクシングが持ち味ですね。ワンツーはコンパクトに、返しの左フックは体重を乗せて打ち込んできます。
オディロン・サレタをカテゴライズすると、中間距離を得意とするボクサーに分類されるでしょうか？基本に忠実で、正直なボクサーなんです。メキシカンらしく、接近戦になると、負けじと打ち合う気持ちの強さを持ち合わせていますが、今回の世界戦はタイトル奪取を最優先して、距離をキープしながら、着実にポイントを積み重ねるボクシングを予想しています。
素人ファンの分析で恐縮ですが、スピードとスタミナと経験は八重樫東選手が上回っていることは間違いないので、勝負のポイントは「どうやって、八重樫選手が懐の深いサレタにパンチを当てることができるか」になるでしょうか？個人的に「手数」が勝敗を分ける展開になると予想しています。
敵地開催のオディロン・サレタは「勝てばOK」の立場です。KO勝ちに強いこだわりがあるタイプのボクサーじゃないので、KOでも判定でも、勝ってベルトをメキシコへ持って帰ることを最優先してリングに上がることは間違いないと思います。そんなわけで、八重樫東選手としては、オディロン・サレタが攻めなきゃならない状況を作るためにも序盤からポイントを奪いたいですね。
八重樫東選手がスピードを駆使しながら、先手で攻撃を仕掛ける展開になれば、理想的な流れになると予想しています。逆に「お互いの手数が少ない中間距離の探り合い」になると、リーチの長いオディロン・サレタの左ジャブが先に届く可能性が高いので、ポイントが挑戦者に流れてしまうかもしれません。派手なボクサーじゃありませんが、自分のボクシングに徹する強さは要注意です。
でも、八重樫東選手のパンチのスピードとフットワークのスピードがあれば、小さいパンチを数多く集めて、主導権を握れると信じています。12ラウンド、八重樫東選手のリズムで戦うことができれば、オディロン・サレタの持ち味を封じ込めることができるはずなので、まずは、立ち上がりのボクシングに注目したいです。一気に主導権を握って「あああ、ダメだ」って思わせたいですね。
おしまいに、八重樫東選手が防衛に成功すれば、次戦で、強すぎて対戦相手がいない「軽量級最強の怪物」ローマン・ゴンサレスと対戦するプランが浮上しています。ローマン・ゴンサレス戦に前向きな大橋会長と八重樫東選手の心意気に感動しているボクシングファンは「絶対にサレタ戦をクリアしてほしい！」と心から願っているはずです。日本ボクシング界に大きな希望と明るい話題を！
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