若きスターのサウル・アルバレスは難敵のジェームス・カークランドを撃破できるか?
絶大な人気を誇る「メキシコの至宝」サウル・アルバレスが5月9日(日本時間5月10日)にサウスポーのジェームス・カークランドと対戦する強打者対決が直前に迫ってきました!どちらも前日計量を無事にパス。まもなくリングで拳を交える両雄が、試合に向けた意気込みをコメントしています。
まずは、サウル・アルバレス。フロイド・メイウェザーに再び挑戦したいと表明している若きスーパースターは「カークランドはリスキーな強打者だけど、ファンのみんなに喜んでもらえる試合になると思うよ。強いボクサーに勝って実力を証明しながら、ファンのみんなの期待に応えたいんだ。ビッグマッチを実現するため、絶対に負けられない試合だね」とコメントを発表しています。
続いて、ジェームス・カークランド。リング外のトラブルで長く戦線を離れていた強打者は「しばらく試合ができなかったけど、トレーニングはずっと続けていたんだ。だから、オファーを受けたとき、迷いは全くなかったよ。カネロ(サウル・アルバレスのニックネーム)に勝てば、輝く未来を切り開ける。勝利を目指して全力で戦うよ」と力強く宣言しています。
【両雄が無事に計量をパス!まもなく決戦のゴングです】
計量シーンをチェックする限り、どちらも、普段と変わらない印象でした。サウル・アルバレスは笑顔を見せながら、ジェームス・カークランドは気合いの入った表情で、計量を終えています。なお、サウル・アルバレス対ジェームス・カークランドのノンタイトルマッチは、スーパーウェルター級のリミットを1ポンド上回る155ポンド契約のキャッチウエイトで行われます。
サウル・アルバレスもジェームス・カークランドも黒星はわずかにひとつだけ。サウル・アルバレスはフロイド・メイウェザーに12ラウンド判定負け、ジェームス・カークランドは日本の石田順裕選手に1ラウンドTKO負けを喫し、どちらも負けたイメージがめっちゃ強く残っているわけですが、キャリアで1敗しかしていません。しかも、勝ったボクサーの顔ぶれがすごいです!
特に、サウル・アルバレスは、まだ24歳にも関わらず、シャーン・モズリー、オースティン・トラウト、エリスランディ・ララをはじめ「勝つことが難しいテクニシャン」を撃破して「次世代のスーパースター」の地位を築きました。フロイド・メイウェザーの最終戦の有力候補で、個人的には「テレビ局の問題がクリアできれば、カネロが最有力候補じゃないかな?」と考えています。
そんなわけで、ジェームス・カークランド戦は、サウル・アルバレスにとって、勝敗だけでなく、内容も問われる「大事な最終試験」。「総合力はカネロが一枚上手だと思うけど、純粋なパンチの破壊力は、カークランドが上じゃないかな?カネロは、攻防分離のカークランドにパンチを打たせず、試合をコントロールできるかな?」と決戦のゴングを楽しみにしています!
プロ初黒星を乗り越え、再び世代交代に意欲を示したサウル・アルバレス。罪を償い、再び世界の頂点へ目指すジェームス・カークランド。KO必至のサバイバルマッチで強烈なインパクトを残すボクサーはどちらでしょうか?左右の構えこそ違いますが、接近戦で放たれる強烈なフックに注目したい強打者対決です!早期決着も考えられるので、序盤から目が離せませんね。
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