スーパーウェルター級12回戦
前WBC世界スーパー ウェルター級チャンピオン |
サウル・アルバレス(メキシコ) 戦績:46戦44勝31KO1敗1分 |
元WBC米大陸スーパー ウェルター級チャンピオン |
ジェームス・カークランド(アメリカ) 戦績:33戦32勝28KO1敗 |
サウル・アルバレス対ジェームス・カークランドの試合内容
若きスーパースターのサウル・アルバレスがサウスポーのジェームス・カークランドと激突する強打者対決。10か月ぶりのリングに上がるサウル・アルバレスは、難敵のジェームス・カークランドを撃破し、将来のビッグマッチの足がかりをつかむことができるでしょうか?KO必至の強打者対決は、立ち上がりから期待以上のスリリングな展開になりました。
試合が始まると同時の飛び出したボクサーは、サウスポーのジェームス・カークランド。低い体勢から頭の位置を細かく動かしながら、サウル・アルバレスの懐へ飛び込み、強烈なパンチを上下に打ち分けます。一方、サウル・アルバレスはガードを固めながらジェームス・カークランドの強打をブロックしながら、反撃のチャンスを待ちます。ジェームス・カークランドの先制攻撃です!
「カークランド、すげえ!最高の作戦だよ。カネロ(サウル・アルバレス)は左サイドへ回り込むと思ったんだけど、カークランドの強打をブロックしながら真っ向勝負だね。予想を数倍上回る激しい立ち上がりだなあ」と序盤の攻防に大興奮。ジェームス・カークランドがサウル・アルバレスをロープに押し込み、休むことなく自慢の強打を上下に打ち続けます。
【白熱の名勝負!サウル・アルバレス対ジェームス・カークランドのハイライトです】
しかし、サウル・アルバレスはジェームス・カークランドの猛攻に耐え、1ラウンド中盤、反撃を開始。逆に、ジェームス・カークランドをロープに詰めて鋭い右ストレートを叩き込み、ダウンを奪います!試合が再開されると、サウル・アルバレスがジェームス・カークランドに襲いかかり、すさまじいパンチで追撃。ジェームス・カークランドがギリギリのところで耐え抜きます。
2ラウンドに入ると、サウル・アルバレスがジェームス・カークランドをロープへ詰めて、得意の左フックと左ボディブローを連打!ジェームス・カークランドはフラフラにながら何とかパンチを出して耐え抜きます。「カークランドがパンチを打ち返していなかったら、ストップされていたんじゃないかな?」と思ってしまうサウル・アルバレスの猛攻です!
サウル・アルバレスはパンチを浴びせ続けますが、ジェームス・カークランドは必死に耐え抜き、まさかの反撃。打ち疲れたサウル・アルバレスを押し返し、懸命にパンチを連打します。「いやー、信じられない反撃!ストップされてもおかしくないダメージだったんだけどなあ」と驚きを隠せません。すさまじい我慢比べが続き、試合は決着の3ラウンドに突入します。
3ラウンドに入ると、ジェームス・カークランドが距離を詰め、サウル・アルバレスが真っ向から応戦。一進一退の攻防が続き、迎えた3ラウンド残り1分、サウル・アルバレスが右アッパーを突き上げ、ジェームス・カークランドが崩れ落ちます。サウル・アルバレスはジェームス・カークランドのパンチをスウェイでよけて、狙いすました右アッパーを叩き込みました。
試合が再開されると、サウル・アルバレスがジェームス・カークランドをロープへ詰め、最後は強烈な右ストレートのカウンター!まともに被弾したジェームス・カークランドは「コマのようにクルリと一回転」して、意識なくリングへ崩れ落ち、レフェリーが迷わずストップ。サウル・アルバレスがジェームス・カークランドに3ラウンドTKO勝ちを飾りました。
ブラボー!試合は3ラウンドで終わっちゃいましたが、年間最高試合のトップ10に入ること間違いなしの大激闘でした。勝ったサウル・アルバレスはもちろん、敗れたジェームス・カークランドにも特大の拍手を送りたいです!クラシックなスタイルと言えばいいのかな?ボクシングの原点の美しさが詰まった、世界中のファンが大興奮できる名勝負でしたね。
タフな強打者のジェームス・カークランドをリングへ沈め、若きスーパースターの才能を見せつけたサウル・アルバレス。「2015年にミゲール・コット戦、2016年にゲンナディ・ゴロフキン戦を実現してほしい!連破できれば、カネロ時代が到来するよ」と激しく期待できる豪快なKO勝利でした。大奮闘したジェームス・カークランドにも復活の舞台を用意してあげてほしいなあ。
サウル・アルバレス対ジェームス・カークランドの試合結果
試合結果 | サウル・アルバレスの3ラウンドTKO勝ち。 |