いざ決戦!ゲンナディ・ゴロフキンとマーティン・マレーが前日計量をパス
WBA・WBC世界ミドル級チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンと元WBA暫定世界ミドル級チャンピオンのマーティン・マレーが2月21日(日本時間2月22日)のタイトルマッチに向けた前日計量を行い、どちらも無事に計量をパスしました。決戦のムードが高まってきましたね。
13連続KO防衛を期待されるチャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンは、普段と変わらない穏やかな表情で計量を終えています。記者会見、囲み取材に関わらず「ミゲール・コット戦は?アンドレ・ウォード戦は?カール・フロッチ戦は?」と将来のビッグマッチをめぐる報道が過熱。でも、冷静な全勝チャンピオンは目の前の防衛戦に集中しているようです。
「今はマレー戦に集中することが大事だね。フィジカルがとても強いボクサーで、強豪と対戦した経験も多い実力者だ。でも、しっかりと対策を考えてきたから、試合が始まったら、リングで作戦を披露したい。コット戦?私がWBCの暫定チャンピオンで、コットがチャンピオンだから、いずれ戦うチャンスがあると思う。マレー戦をクリアしたら、コット戦について考えるよ」
【ゲンナディ・ゴロフキンとマーティン・マレーの公開計量のハイライトです】
続いて、王座返り咲きを狙うマーティン・マレー。下馬評は圧倒的に不利なマーティン・マレーですが、元暫定チャンピオンで、WBCランキング1位の実力者です。ゲンナディ・ゴロフキン戦へ向けて「お互いにとって、タフな試合になると思う。どんな展開になっても、戦い抜く覚悟はできているよ。生き抜いたボクサーがチャンピオンだ」と強気のコメントを発表しています。
ゲンナディ・ゴロフキン対マーティン・マレーを楽しむために回線をつなげてもらって、マーティン・マレーの母国イギリスのテレビ番組やスポーツコーナーをいくつかチェックしました。イギリスのメディアが「マレーの苦戦は避けられない。勝てるチャンスは限りなくゼロに近い」という論調なんですよ。ゲンナディ・ゴロフキンの評価がめっちゃ高い証拠ですね。
イギリスのメディアやファンは、マーティン・マレーが一撃で倒すハードパンチャーじゃないことをわかっているので、悲観的な意見が多いと思うのですが、ゲンナディ・ゴロフキンが認めているように、マーティン・マレーはフィジカルがめちゃくちゃ強いボクサーです。そんなわけで、体ごと押し込む展開で、体力勝負に持っていき、連打につなげたいですね。
一方、ゲンナディ・ゴロフキンは、ボディブローが攻撃のカギになるでしょうか?おそらく、マーティン・マレーはガードを高く構えて顔面を覆ってくるはずなので「ゴロフキンのボディブローは試合の流れを左右するかも。まともに決まったら、マレーがヒザを突いちゃうシーンがありそうだね」と「KOキング」のボディ攻撃を楽しみにしています。
ボクシング仲間50人にゲンナディ・ゴロフキン対マーティン・マレーの試合を予想してもらったところ、50人全員がゲンナディ・ゴロフキンの勝利を予想する驚きの結果になりました。ファン目線の予想はめっちゃ正直だなあ(笑)。みんな、ありがとね。ちなみに、アメリカとイギリスの主要メディアも9対1の割合で、ゲンナディ・ゴロフキンの勝利を予想する声が圧倒的に多いです。
劇的なKO勝利で、世界中のボクシングファンを魅了するゲンナディ・ゴロフキン。決死の覚悟でリングへ上がるタフなマーティン・マレーをリングに沈め、13連続KO防衛に成功することができるでしょうか?モナコ公国モンテカルロを舞台に繰り広げられる注目のミドル級タイトルマッチ。ゲンナディ・ゴロフキンの勢いは、2015年も続くかな?立ち上がりの攻防に注目しましょう!