開催地はドイツ!ウラディミール・クリチコ対タイソン・フューリーの10月開催が決定
迫力満点のヘビー級バトルになるのでしょうか?WBA、IBF、WBOの3本のベルトを保持する3団体統一世界ヘビー級チャンピオンのウラディミール・クリチコが10月24日(日本時間10月25日)にドイツで世界タイトル初挑戦のタイソン・フューリーと対戦することが決定しました。
200センチのボクサーが激突する、めちゃめちゃ楽しみなヘビー級バトルですね。チャンピオンのウラディミール・クリチコは、世界中のボクシングファンが認める「ヘビー級のボス」。3本のベルトを守り続けるためには、単純に考えて、1年に3回も防衛戦をする必要があるわけですが、抜群の安定感を見せつけ、ベルトを防衛し続けています。
ウラディミール・クリチコに限って言うと、強すぎて、パンチをまともに被弾したり、KOできなかったりするだけで「今日のクリチコは苦戦したなあ」という感覚です。試合を観戦している、こっちの感覚がマヒしてしまう強さを誇るチャンピオンがウラディミール・クリチコですね。
【7年ぶりのアメリカ防衛戦も問題なくクリアしたウラディミール・クリチコです】
一方、タイソン・フューリーはイギリス期待の全勝チャレンジャー。ウラディミール・クリチコと比較して、一撃の破壊力(パンチの重さ)は勝てませんが、205センチの長身から打ち下ろすストレートが当たれば、ウラディミール・クリチコをリングに沈める可能性を秘めています。体格的なアドバンテージに加えて、勢いがあって、期待感の高まる全勝チャレンジャーですね。
ウラディミール・クリチコ対タイソン・フューリーに限って言うと「クリチコが自分より大きなフューリーを相手にいつもと同じボクシングができるかな?」がめっちゃ楽しみなポイントです。素人ファンの感覚では「クリチコのパンチが届かない距離からフューリーのストレートが届くんじゃないかな?」と思っています。射程距離はタイソン・フューリーのほうが長い気がします。
でも、スピードは、ウラディミール・クリチコが上回っているので、踏み込みの速さで、距離の差が埋まると思うんですね。ウラディミール・クリチコのストレートであれ、フックであれ、クリーンヒットすると、さすがのタイソン・フューリーも耐えられないだろうなあ。身長差やリーチ差が、パンチの的中率にどれだけ影響を与えるのかは楽しみなポイントですね。
いずれにしても、タイソン・フューリーの性格、両雄のスタミナを考えると、長期戦より、短期戦をイメージしやすいマッチメイクです。さらに、最近のウラディミール・クリチコは早いラウンドからKOを狙う傾向があるので、序盤から繰り出される両雄の右ストレートはめちゃめちゃ楽しみですね。200センチの巨人がぶつかり合う迫力満点のヘビー級バトルを期待しましょう!