激闘必至か?レオ・サンタクルス対アブネル・マレスのメキシカン対決が実現へ
待望のメキシカン対決が実現です!2階級制覇の実績を誇るレオ・サンタクルスと3階級制覇の実績を誇るアブネル・マレスが8月29日(日本時間8月30日)にアメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスで対戦することが発表されました。フェザー級ノンタイトルマッチになる予定です。
いやー、ついに実現しましたね。バンタム級、スーパーバンタム級の2階級制覇を成し遂げた無敗のレオ・サンタクルス。バンタム級、スーパーバンタム級、フェザー級の3階級制覇を達成したアブネル・マレス。軽量級を代表する2人の人気ボクサーがいよいよ拳を交えます。
対戦が決まった両雄は、試合が放送されるESPNのインタビューに応じ、どちらも気合い入りまくり。レオ・サンタクルスは「ずっと対戦を希望していたから、試合が決まった本当にうれしいよ。手数の多い打ち合いになると思う。ファンのみんなに喜んでもらえる試合になるよう、全力を尽くすよ」といつもと変わらない優等生のコメントを発表しています。
【レオ・サンタクルス対アブネル・マレスの8月開催が決定】
一方、アブネル・マレスは「リングで戦うボクサーも応援してくれるファンも待ち望んだ試合だね。サンタクルスの強さをリスペクトしているけど、私も彼に負けないパワーと連打を兼ね備えたボクサーだ。軽量級ナンバーワンのメキシカンを決めようじゃないか」と強気のコメントを発表しています。レオ・サンタクルスもアブネル・マレスもやる気満々ですね!
ファン目線で楽しみなポイントは「決戦の階級がフェザー級であること」「2人の好戦的なメキシカンのボクシングの幅に違いがあること」の2つです。フェザー級を主戦場とするアブネル・マレスは、体格だけを考えると、もうひとつ上のスーパーフェザー級でも戦えそうな体つきです。マッチョになりすぎている感じはありますが、試合を観戦する限り、スピードは落ちていないと思います。
時間をかけて、フェザー級の体を作ったアブネル・マレスに対して、レオ・サンタクルスは2015年5月にフェザー級のテストマッチを行い、8月のアブネル・マレス戦を迎えます。バンタム級時代、スーパーバンタム級時代のレオ・サンタクルスは、パワーで主導権を握ることができたわけですが、果たして、アブネル・マレスを相手に同じボクシングが通用するのでしょうか?
さらに、ボクシングの幅を考えると、アブネル・マレスのほうが、正直なファイターのレオ・サンタクルスより、幅広いボクシングができます。アブネル・マレスは自分のほうがパワーで上回っていると判断すれば、真っ向勝負でねじ伏せようとしますが、相手の強さを認めて、離れて戦うこともできるので、アブネル・マレスの作戦はめっちゃ興味深いですね。
ただ、身長とリーチは、レオ・サンタクルスのほうが上回っていて、最近は右ストレートの精度がめっちゃ高まっています。アブネル・マレスが中途半端なポジションで戦うと、レオ・サンタクルスの右ストレートが当たりそうなイメージも浮かびます。逆に、アブネル・マレスのフックも当たりそうだなあ。考えれば考えるほど楽しい軽量級の人気メキシカン対決です!