極限の重圧!フロイド・メイウェザーはマニー・パッキャオ戦のプレッシャーに勝てるか
1996年に開催されたアトランタ五輪で、前代未聞の不可解な判定負けを喫したフロイド・メイウェザー。大会前から「金メダル確実」と言われた神童は「銅メダルを受け取って、アマチュアボクシングと決別する」と宣言し、プロ転向を表明しました。プロ初戦のファイトマネーは2500ドル。18年の月日が流れ、ファイトマネーは1億2000万ドルへ跳ね上がりました。
プロボクサーの価値を「金」で算出するフロイド・メイウェザーの流儀は賛否両論。カリスマ的な人気を誇る一方で、強烈なアンチを抱えるフロイド・メイウェザーは、パパラッチの格好のターゲットになりました。人間の欲望がメディアの欲望と一致する瞬間は世界中のどこでも同じ。爆発的な視聴率、販売部数、アクセス数が記録される瞬間は「人生の成功者が転落する瞬間」です。
スポーツ専門チャンネルのESPNによると、アメリカ国内で行った「メイウェザーとパッキャオのどっちを応援する?」というアンケートに対して、約7割が、アメリカ人のフロイド・メイウェザーではなく、フィリピン人のマニー・パッキャオを応援すると回答しています。管理人の周りに限って言うと、9割のボクシングファンがマニー・パッキャオを応援しています。
【世界で最も負けを期待されるボクサーは世界で最も大金を稼いでいます】
ところが、質問が「メイウェザーとパッキャオのどっちが勝つと思う?」に変わると、数字が逆転。7割のファンがフロイド・メイウェザーの勝利を予想しています。さらに、HBO、Showtime、ESPNをはじめ、各局がボクシング界のレジェンド、現役のスーパースターをゲストに迎えて、試合を予想してもらった結果、約8割が、フロイド・メイウェザーの勝利を予想しています。
最近のスポーツコーナーで何度も耳にした言葉は「パッキャオに勝ってほしい。でも、スタイルが試合を決める。メイウェザーが勝つだろう」です。世界で最も負けを期待されるボクサーが、世界で最も大金を稼ぐ事実。現代のボクシング界を象徴するフロイド・メイウェザーは「禁断の果実」を手にした「恐るべき破壊者」なのでしょうか?それとも「愛すべき異端児」なのでしょうか?
「オレが手にするファイトマネー、オレが眺めている景色、オレが立っている場所はすべて、人生をボクシングに捧げてきた証だ。世界チャンピオンになれば、みんながチヤホヤしてくれる。仲良しごっこがしたいヤツは世界チャンピオンをゴールにすればいい。それも人生だよ。でも、オレは気に入らないヤツに笑顔を振りまいたりはしない。なぜか?オレがフロイド・メイウェザーだからだ 」
オリンピックで味わった失意の敗戦を乗り越え、プロのリングで前人未到の大偉業を達成したフロイド・メイウェザー。記者会見で「パッキャオ戦ほど勝ちたいと思った試合は一度もない」と本音で語った「天才」は、極限のプレッシャーを跳ね返し「世界の期待を裏切ること」ができるでしょうか?夢の大一番は「反骨の王様」の絶対のプライドとメンタルの強さに注目です!
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